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伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...野に出ればススキの穂波が銀にきらめく...
高村光太郎 「山の秋」
...総々(ふさふさ)とした白い穂波(ほなみ)を漂(ただよ)わす...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...地は再び黄金の穂波が明るく照り渡る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...尾花が白い穂波をあげて揺れているのが...
久生十蘭 「母子像」
...さしあげた手は風に吹かれる穂波であった...
本庄陸男 「石狩川」
...ただ麦畑の穂波の一個所が...
三好十郎 「おりき」
...何かわけのわからぬ鼻唄を無心にフンフンとやりながら麦畑のウネをヒョコリヒョコリと越えて穂波の中にもぐり込んで行き...
三好十郎 「おりき」
...麦の穂波の向うに見えなくなり...
三好十郎 「おりき」
...泉の上の小丘を蔽(おお)って静まっていた萱(かや)の穂波の一点が二つに割れてざわめいた...
横光利一 「日輪」
...草玉の穂波の上に半身を浮かべて立っている卑狗の大兄の方へ歩いていった...
横光利一 「日輪」
...羽毛の畑のような芒の穂波の上に明るく降り注いだ...
横光利一 「日輪」
...右往左往して揺れ暴れる稲の穂波...
横光利一 「夜の靴」
...穂波を揃えた稲ばかりというところはここだけだった...
横光利一 「夜の靴」
...私は涙が流れんばかりに稲の穂波の美しさに感激して深呼吸をしたのを覚えている...
横光利一 「夜の靴」
...延徳街道と穂波のほうから戸狩へはいる白い道すじを見張っていた...
吉川英治 「銀河まつり」
...稲(いね)の穂波(ほなみ)一「……オ...
吉川英治 「黒田如水」
...穂波(ほなみ)村の者だよ...
吉川英治 「親鸞」
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