...わが家の近くには穀屋がある...
...穀屋で新米を買う...
...村の穀屋はとても大きい...
...この町には穀屋が数軒ある...
...穀屋の前で車が渋滞している...
...――次男は縁家(えんか)の穀屋(こくや)へ養子に行き...
芥川龍之介 「庭」
...女の手一つでは穀屋を続けて行くことも出来ないので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...埃の一杯かゝつてゐる雑穀屋の店さきなどがはさまれてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...あの高山の穀屋(こくや)のお内儀(かみ)さんの頭巾じゃあんめえか...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛騨の高山の穀屋(こくや)という金持の後家さんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この穀屋の後家さんの屍体なんぞも土葬にすりゃその伝だろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...「イイ気持はしねえ、どうもイヤな気持になったなあ、穀屋の後家様、お前はしてえ三昧(ざんめえ)をして死んだんだからいいようなものの、その焼跡をせせくっている、この紙屑屋の清次なんぞは、してえことをしたくってもできねえんですぜ、イヤな気持になったよ、穀屋の淫乱後家さん……」のろま清次が、うわずったたわごとを吐きながら、地面をせせくっていると、「わっ! 貴様、そこに何しとる」お国なまりの大喝(だいかつ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...其下宿といふのは表は穀屋で隱居夫婦が内職にやつて居るのであつた...
長塚節 「開業醫」
...穀屋(こくや)では...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...麹町(こうじまち)三丁目の雑穀屋で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...澁(しぶ)を引いた三つ繰りで雜穀屋などにある品物ぢやねえ」「――」「それからもう一つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大きな雜穀屋の裏...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大地主の雜穀屋で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは雑穀屋の伜(せがれ)で喜三郎に比(くら)べると力もありそうですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雑穀屋へ持って行って...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...チョット街を歩いても分り、また山野を歩いても分るように、街には米屋、雑穀屋、八百屋、果物屋、漬物屋、乾物屋などが直ぐ見つかる...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...先刻の穀屋(こくや)の若い者が...
吉川英治 「旗岡巡査」
...「……変ですぜ」穀屋(こくや)の若い者は...
吉川英治 「旗岡巡査」
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