...家に帰ったら、稽古本を開いて練習する...
...明日の試合に向けて、稽古本を見直す必要がある...
...子供の成績向上のために、稽古本が必要だと考える親も多い...
...習い事を始めたばかりの人は、稽古本を手放せない...
...稽古本を活用して、上達した人は多い...
...あなたは稽古本(けいこぼん)なんか出して...
太宰治 「チャンス」
...母が十七八の時に手写したと云う琴唄の稽古本(けいこぼん)を見たことがあるが...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...均平もそれらの稽古本を開いて見ることもあり...
徳田秋声 「縮図」
...薗八節稽古本の板木(はんぎ)は文久(ぶんきゅう)年間に彫ったものだ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...稽古本の書体がわからないのはその人の罪ではない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...稽古本(けいこぼん)で見馴れた仮名より外には何にも読めない明盲目(あきめくら)である...
永井荷風 「妾宅」
...書物と云(い)つては常磐津(ときはづ)の稽古本(けいこぼん)に綴暦(とぢごよみ)の古いもの位(くらゐ)しか見当(みあた)らないので...
永井荷風 「すみだ川」
...稽古本(けいこぼん)を広げた桐(きり)の小机を中にして此方(こなた)には三十前後の商人らしい男が中音(ちゅうおん)で...
永井荷風 「すみだ川」
...書物といっては常磐津(ときわず)の稽古本(けいこぼん)に綴暦(とじごよみ)の古いもの位しか見当らないので...
永井荷風 「すみだ川」
...折々稽古本抱えて闖入し来り...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...三尺帯(さんじゃくおび)に手拭(てぬぐい)を肩にした近所の若衆(わかいしゅ)は稽古本(けいこぼん)抱えた娘の姿に振向き...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...其処には貸本の小説や稽古本(けいこぼん)が投出してある...
永井荷風 「夏の町」
...壁には三味線が二梃ばかりかかつて本箱の上には稽古本が二冊位のつてゐた...
野口雨情 「石川啄木と小奴」
...娘の稽古本を包んだ風呂敷には灰が一パイ付いております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...または三ツ柏や瓢箪の染めてある稽古本入れのつばくろぐちをかかへてゐる...
長谷川時雨 「下町娘」
...(つばくろぐちは稽古本を入れる袋)いま隣室(となり)の「女人藝術」編輯室には...
長谷川時雨 「下町娘」
...わたしがまだ稽古本(けいこぼん)のはいったつばくろぐちを抱えて...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...たしかに稽古本にはさう書いてあれど...
正岡容 「下町歳事記」
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