...朝鮮へ出稼ぎに行くことを兄に告げました...
江戸川乱歩 「双生児」
...「豪勢なカフェーをやってるぜ」「猪沢市太郎が荒稼ぎで大金をせしめたのか」「猪沢は死んだ」「どこで?」「上海で殺された」と砂馬は事もなげに言った...
高見順 「いやな感じ」
...ただ一人の稼ぎ人...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...バアへ稼ぎに行くといっているのに...
永井荷風 「ひかげの花」
...山稼ぎをして来たとも思われない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その病室にはアメリカへ出稼ぎに行つて...
南部修太郎 「病院の窓」
...――板の間稼ぎはよくあることですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お玉一本で稼ぎため...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浮いた稼ぎなので...
林芙美子 「新版 放浪記」
...税金を稼ぎに行きてえだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...稼ぎに差支える労働に従う必要はない...
水上滝太郎 「遺産」
...比律賓(ヒリッピン)から夏場の稼ぎに来ていた楽手達も...
水上滝太郎 「九月一日」
...これで稼ぎ人にポツクリ参られて見ろ...
三好十郎 「地熱」
...貧しい家計のやりくりと休む暇のない内職稼ぎに追われながら...
山本周五郎 「季節のない街」
...おみやさんはその世話をしにかよっているそうですわ」「まだいっしょではないのか」「それほどの稼ぎはまだないと云ってます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その日の稼ぎが多かったためか...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...ずいぶん荒稼ぎもしたり...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...十町稼ぎに、旧道の山坂をえらぶ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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