...稼ぐ時は馬鹿に稼ぐ...
石川啄木 「菊池君」
...おれはその頃将監さんに仕込まれた咽喉でもって旅芸人を稼いでいたのだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...日本読みにしてクロツチと俺たちは言ってるんだ」「そのクロツチで砂馬の大将も稼いでるとなれば...
高見順 「いやな感じ」
...之をブルジョア的大出版事業や之に基く文筆稼業のことだと決めてかかる場合さえあるのである...
戸坂潤 「科学論」
...実をいへば税金を稼ぎいださん窮策なりかし...
永井荷風 「小説作法」
...同じ稼業には相違ありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尤(もつと)も取つて六十三とか言つたが、――隱居家は下女のお作一人、雌猫も置かねえ」「その下女が――」「三十過ぎの出戻りで、稼いで溜めて、在所へ歸るより外に望みのねえ女だ」そんな話をするうちに、三人は隱居所の前、何んとなく穩かならぬ人立の中に立つてをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな稼業をしてをりますから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...同じ稼業をしてゐる本陣とは...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...さて朝飯と一杯飲むか、本当に一杯だ、そのあとロンドンへ戻って、金を稼ごう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...私が二十五万ポンド稼ぐたびに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...時々は外の稼ぎの出来たおれも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どうしても原稿を稼ぐ外に途は無いと決心だけはしたものゝ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...出稼ぎがどこへなにしにいったものか...
山本周五郎 「青べか物語」
...薬屋は自店特製の薬名を現わした金看板、呉服屋、大書店、葉茶屋、筆墨問屋などは一枚板の彫看板、菓子屋、小間物屋なども古い看板が自慢の一つで、これが土蔵造りや格子戸の店構えにピッタリ、新しい看板の文字は明治の書家では可亭、春洞、半嶺、晩稼、一六、鳴鶴等一流の諸先生が達筆を揮(ふる)ったものだが、一時は守田宝丹のひねくれた書法が奇抜というので、提灯屋の書いた看板まで宝丹流...
山本笑月 「明治世相百話」
...手下の稼(かせ)ぐのをニヤニヤとながめている者がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...稼業(かぎょう)は打ッちゃらかし...
吉川英治 「親鸞」
...使い馴れていた稼業(かぎょう)道具を失(な)くして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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