...趣味や早稻田文學の東京から送つて來たのを取りに來たのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...……ぴかりと稻妻(いなづま)はたたがみ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...稻目(いなめ)の大臣が女...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...他の七十七王は悉く諸國の國の造(みやつこ)・別(わけ)・稻置(いなき)・縣主(あがたぬし)等としてお分け遊ばされました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...百姓は折角仕付けても堤防がなければ水が這入りますから麥も稻も取れませぬから躊躇する...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...常に黨員と實際の運動を倶にするものならざる可らず然るに伯は早稻田に閑居して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其(そ)の切(き)り端(はし)は其(そ)の翌朝(よくあさ)各自(かくじ)が自分(じぶん)の田畑(たはた)をぐるりと廻(まは)つては菽(まめ)や稻(いね)の穗(ほ)や其(そ)の他(た)の作物(さくもつ)を佛(ほとけ)へ供(そな)へるのであるが...
長塚節 「土」
...飯(めし)つぎには干瓢(かんぺう)を帶(おび)にした稻荷鮨(いなりずし)が少(すこ)し白(しろ)い腹(はら)を見(み)せてそつくりと積(つ)まれてあつた...
長塚節 「土」
...銭稻孫氏による志賀さんの『転生』の和漢対訳も載っていた...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...早稻田田圃の稻の穗波が...
野上豐一郎 「桂離宮」
...「稻葉屋さんは、その旅へは入らなかつたのでせうね」「いえ、一緒に參りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...稻妻形(いなづまがた)の土藏の鍵を指さします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雷鳴と稻妻と、雨と風と、――家中の人は皆んな奧へ引つ込んで、蚊帳(かや)の中へ入つてしまつて、私だけ店に取殘され、大戸をおろして、臆病窓から此方を眺めてゐたんです」「外に何んにも見えなかつたのか」「雨がひどかつたんですもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...初午(はつうま)の日に世直しの稻荷祭りの大騷ぎをやらかさうといふ企(たくら)みだ」「惡くねえ話ぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...稻子はしばらく考えていたが...
三好十郎 「肌の匂い」
...早稻田黨の厚誼に酬いんずること勿論なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...こたび早稻田文學の時文評論記者がわが山房論文に答ふるに戲文もてしたるを常見和尚に難ぜさせ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...私は急いで家と家との間から、稻田へ出て、その畔の小徑を湖水の岸まで歩いて行つた...
吉江喬松 「霧の旅」
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