...備後国三次郡(よしごおり)布努村(ふぬむら)に稲生平太郎と云う少年武士があった...
田中貢太郎 「魔王物語」
...彼には己(じぶん)の出生前からもらわれて来て稲生家を相続することになっている新八郎と云う義兄と...
田中貢太郎 「魔王物語」
...稲生の小天狗と云われていた...
田中貢太郎 「魔王物語」
...「私(わし)は布努(ふぬ)村に住む稲生平太郎と申す武士じゃ...
田中貢太郎 「魔王物語」
...六作平は稲生へ出入する猟師であった...
田中貢太郎 「魔王物語」
...作平は稲生家を出て西行寺へ往ったが...
田中貢太郎 「魔王物語」
...七作平に限らず稲生の知人は皆どうかして妖怪を退けたいと思った...
田中貢太郎 「魔王物語」
...平太郎は稲生家を相続することになり...
田中貢太郎 「魔王物語」
...稲生沢川を渡ればまさに下田港だ...
種田山頭火 「旅日記」
...稲生(いのう)武太夫...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...大目附稲生下野守(しもつけのかみ)から書附をもって...
久生十蘭 「鈴木主水」
...次いで稲生若水、小野蘭山などの学者が出て、今度は杜若はカキツバタでもまたハナミョウガでもなくこれはヤブミョウガ(ツユクサ科)であらねばならぬとの新説を立てた...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...サテ、杜若をカキツバタではないと一蹴したわが邦の諸学者、それは稲生若水、小野蘭山等を初めとして今日だれでもみな燕子花をカキツバタだととなえ納まりこんで涼しい顔をしているが、私はこれらの人たちのなんの苦もないようなお顔を拝見すると思わずハハハハハハと笑いたくなる...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...次で稲生若水(いのうじゃくすい)...
牧野富太郎 「植物記」
...杜若であるアオノクマタケランサテ、杜若をカキツバタでは無いと一蹴した我邦の諸学者、それは稲生若水、小野蘭山等を始めとして今日誰れでも皆燕子花をカキツバタだと称え納まり込んで涼しい顔をしているが、私はこれらの人達の何の苦も無い様なオ顔を拝見すると思わずハハハハハハと笑いたくなる...
牧野富太郎 「植物記」
...大御目付稲生伝右衛門殿え差出候処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...福山藩士に稲生(いなふ)某と云ふものがあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...稲生氏は小禄ではなかつたが家が貧しかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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