...収穫した稲を稲束にして畑から運び出す...
...稲束を束ねる作業は疲れるが、気持ちのいい疲れだ...
...田んぼを見ると、美しい色の稲束が秋の風に揺れている...
...古い時代の日本では、稲束は命の象徴であった...
...稲束を作るために、刈った稲穂を日干しにしてからまとめる...
...稲束(いなたば)の根に嫁菜が咲いたといった形...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...索敵戦隊の勇士たちは稲束が風に倒れるように...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...刈ったばかりの稲束が...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...刈った稲束は一たん田の畔(あぜ)に逆さに並べられて幾日か置かれる...
高村光太郎 「山の秋」
...これに高く稲束を丸くつみ重ねる方式もあり...
高村光太郎 「山の秋」
...ところどころに稲束(いなたば)が刈り干されていた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...少なくとも京都の斎場へ輸送する稲束の中には...
柳田国男 「海上の道」
...これならばなるほど稲村に稲束を積み上げるのとちとばかり似てもいる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...しかもまた現実に貯(たくわ)えの稲束を出して...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そのかわりには柴(しば)とか萱(かや)とか稲束(いなたば)とか...
柳田国男 「母の手毬歌」
...大宝令の時代の分配は稲束をもってした...
柳田国男 「木綿以前の事」
...稲束では到底安全に運ぶことは望めない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...稲束(いねたば)を平たくしてその櫛の歯の間を通すので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...遠山に包まれた平野の架(はさ)の棒に刺さった稲束が...
横光利一 「夜の靴」
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