...その種本(たねぼん)にした...
芥川龍之介 「風変りな作品に就いて」
...日本の雑誌などに使われた数学パズルの種本であります...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...田中君が種本に使つた福田恒存の「作家論」...
小穴隆一 「二つの繪」
...わたしが読めばあの人に可哀がって貰う種を目付(めっ)ける種本になるのだわ...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...つまりこの訳本なんかがボル派の奴らのアナ攻撃の種本のひとつだったから...
高見順 「いやな感じ」
...種本にしたりするよりも...
戸坂潤 「読書法」
...其の種本とも謂はれるものを擧げて居られます...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...大師の文鏡祕府論の種本になつて居るやうでありますが...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...ふと曲亭馬琴(きょくていばきん)の小説『夢想兵衛胡蝶物語(むそうべえこちょうものがたり)』を種本(たねほん)にして...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...怪談の『金鳳釵』を種本にこまごまと書きおろしたこのひと幕...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これが種本(たねほん)さ」といいながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...後世の独立した四十華厳の種本となった...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...すぐ種本漁(あさ)りをするのを軽蔑したりする気持もあってね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その『松楓集』一冊を種本にして...
柳田国男 「故郷七十年」
...種本として『三世相(さんぜそう)』なども利用されていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...史実の種本があるんですよ...
吉川英治 「小説のタネ」
...これを種本として扱うにも...
吉川英治 「茶漬三略」
...これまで孫悟空の活躍する西域記の種本として名前だけ知つてゐた玄奘三蔵の大唐西域記が...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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