...その中に追々空想も種切れになってしまう...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...種切れになったのですか...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが全く種切れになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸中の医者が種切れになった日にゃ全く...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大変が種切れなんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町内の十七娘が種切れになるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だから、お曾與殺しの下手人が擧(あが)らなきや、神田中の綺麗な娘が、種切れになると、大眞目面で思ひ込んでやがるから世話はない」かう言つて、ペツペツと唾(つば)を吐くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仕掛けは種切れだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...仕掛は種切れだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お上の御用までが種切れになって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...種切れになっても困るから...
久生十蘭 「ノア」
...それでは涙が種切れになるというものだ...
久生十蘭 「魔都」
...そんな持物もすつかり種切れになつて真に私は...
牧野信一 「バラルダ物語」
...また母に語れるやうな土産噺は生憎と種切れだつた...
牧野信一 「風流旅行」
...しかし間もなくケーテがその職人から教わることは種切れとなった...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...伝研に種切れで、きょうは五人分しか薬屋が届けて来なかった由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょうはよむ本が種切れなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かうして歌も種切れだ汽船が滑つてゆく...
三好達治 「測量船」
便利!手書き漢字入力検索