...この珍品白目米も遠からず種切れとなる恐れがある』と...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...海老の種切れは天麩羅屋の口癖にして鮪のおあいにくさまは鮨屋の挨拶...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...英雄豪傑の種切れだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...島津あたりのところで種切れになるだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいにくこの方面も種切れです...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...江戸中の医者が種切れになった日にゃ全く...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大変が種切れなんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町内の十七娘が種切れになるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町内の十七娘が種切れになるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...種切れになっても困るから...
久生十蘭 「ノア」
...もう芝居は種切れで...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...……一時(じ)は牛も闘牛師も種切れになるところでごわしたわい...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...山案内の種切れになるじゃありませんかよウ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...彼の発火管が種切れになっていつものように彼がふて寝をしてしまうであろう頃合を待って...
牧野信一 「ゼーロン」
...しかし間もなくケーテがその職人から教わることは種切れとなった...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...きょうはよむ本が種切れなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かうして歌も種切れだ汽船が滑つてゆく...
三好達治 「測量船」
...じきに種切れになるわけじゃないでしょうか...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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