...その中に追々空想も種切れになってしまう...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...この珍品白目米も遠からず種切れとなる恐れがある』と...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これで序文は種切れだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...種切れになったのですか...
中里介山 「大菩薩峠」
...英雄豪傑の種切れだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...やや種切れの気味で...
中里介山 「大菩薩峠」
...島津あたりのところで種切れになるだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいにくこの方面も種切れです...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...町内の十七娘が種切れになるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だから、お曾与殺しの下手人が挙がらなきゃ、神田中の綺麗な娘が、種切れになると、大真面目で思い込んでやがるから世話はない」こう言って、ペッペッと唾(つば)を吐くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だから、お曾與殺しの下手人が擧(あが)らなきや、神田中の綺麗な娘が、種切れになると、大眞目面で思ひ込んでやがるから世話はない」かう言つて、ペツペツと唾(つば)を吐くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仕掛けは種切れだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで江戸中の惡者が種切れになつたやうなもので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで江戸中の悪者が種切れになったようなもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう芝居は種切れで...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それでは涙が種切れになるというものだ...
久生十蘭 「魔都」
...彼の発火管が種切れになっていつものように彼がふて寝をしてしまうであろう頃合を待って...
牧野信一 「ゼーロン」
...きょうはよむ本が種切れなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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