...唯稟性を異にする總ての個人を通じて變ることなきは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...結局それをその構成者の稟資(ひんし)(temperament)に帰することが出来るといっている...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...共に天稟(てんぴん)の智能を遺憾なく教育せしむることとなっている...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...かれの天稟(てんぴん)の楽才と...
太宰治 「盲人独笑」
...まあ天稟(てんぴん)の奇人だろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この天稟(てんぴん)の早耳は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎の天稟(てんぴん)の好さかもわかりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しなしなしたがるような女性的稟質男子(おんなのようなおとこのこ)を...
長谷川時雨 「西川小りん」
...その天稟(てんぴん)に備えたる働きの頂上に達せしめざるべからず...
福沢諭吉 「教育の事」
...固より天性発明なる人(genius アル人)即ち天稟の聖人ならば山野に遊び江湖に泛びて高尚深遠の哲学を発明する所多かるべけれど...
正岡子規 「読書弁」
...」〕衆生は稟(う)けようとし...
三木清 「親鸞」
...おそくはないという半ばは稟身(うまれつき)の悲しみを越えた気持は...
室生犀星 「花桐」
...」稟請は二十七日に裁可せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...されども狂人の血を稟(う)け侍りし故にかありけむ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...汝の侍く曹丕などとは天稟(てんぴん)がちがう...
吉川英治 「三国志」
...気稟(きひん)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...果たしてそういう天稟(てんぴん)の質であったか否かは...
吉川英治 「親鸞」
...ただ芸術を解し得る気稟(きひん)を持つものは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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