...かれの天稟(てんぴん)の楽才と...
太宰治 「盲人独笑」
...弟と同じく教師としての天稟(てんぴん)をそなえていなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天稟の体へ絵の具を注ぎ込む迄になつた...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...天稟の性情から得来たつた新時代の特種なる個性的感激と...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...プロータスは女子が綺羅(きら)を飾るの性癖をもってその天稟(てんぴん)の醜を蔽(おお)うの陋策(ろうさく)にもとづくものとせり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...生れながらに天稟の詩人として出発した...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...ここにかれのすばらしい心情と氣稟がある...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...その温和柔順の天稟(てんぴん)をもって朝夕英国の教師に親炙(しんしゃ)し...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...日本の野猪にはその稟賦(ひんぷ)を欠くか...
南方熊楠 「十二支考」
...どこか重々しく一流の気稟(きひん)をもっていた...
室生犀星 「童子」
...二月二十二日棠軒は亡父の遺した阿部家の紋服を著ることを稟請した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...飯田安石をして県庁に稟(まう)さしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...即ち遺伝に依って稟(う)け継いだ性質が多分に含まれている事は学者の証明するところであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...どこか気稟(きひん)の高い風が見える...
吉川英治 「大岡越前」
...その天稟をうけた者ほど...
吉川英治 「剣難女難」
...天子は天稟(てんぴん)の玉質であらねばならぬ...
吉川英治 「三国志」
...汝の侍く曹丕などとは天稟(てんぴん)がちがう...
吉川英治 「三国志」
...さらに天稟(てんぴん)の武勇と血と涙とを...
吉川英治 「神州天馬侠」
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