...明皇(めいくわう)夢中に見る所と做(な)すは素(もと)より稗官(ひくわん)の妄誕(まうたん)のみ...
芥川龍之介 「八宝飯」
...稗飯(ひえめし)でも構はんによつて...
石川啄木 「赤痢」
...いな大いに世の文明を進め人の智識を加うるに稗益あり...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...そして燃残りの太い幹で、一間置きまたは二間置き位いに柵(さく)を造って土留として、六、七十度の傾斜地を、五十度なり四十度なりに僅かずつ平にして、蕎麦(そば)、粟、稗(ひえ)、豆の類を作るので、麦などはとても出来ぬ...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...上食は粟(あは)に稗(ひえ)小豆をも交(まぜ)て喰(くら)ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「さあさあ、お給仕だけは御免だよ、君たち手盛りで遠慮なく食い給え、米友君、君ひとつ弁信さんに給仕をして上げてな、食い給え、食い給え」鍋の蓋(ふた)を取って、粟(あわ)か、稗(ひえ)か、雑炊か知らないが、いずれ相当のイカモノを食わせるだろうと思ったところが、鍋の方は問題にしないで、黒漆の一升も入りそうなお櫃(ひつ)をついと二人の方へ突き出したものだから、米友が、この時も小首をヒネりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなはち作る稗の穗を...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...稗蒔屋はのどかになたまめ煙管(キセル)をくわえ...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...縁に腰をかけて稗搗節をうたったりするので...
久生十蘭 「あなたも私も」
...稗(ひえ)の根もとにせつせと土をかけてゐました...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...大量の稗粟黍を食い潰させた小鳥飼と同様...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...且啻(たゞ)に兎園稗史(とゑんはいし)を排すべしとなすのみでは無い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...稗の類も算へられたことゝ思ふ...
柳田國男 「食料名彙」
...スリヌギ稗の粉の最も精選したものを佐渡の外海府などではスリヌギと謂ふ...
柳田國男 「食料名彙」
...(和賀稗貫二郡志...
柳田國男 「日本の伝説」
...稗史小説も追い追い明治物が新刊され...
山本笑月 「明治世相百話」
...稗(ひえ)と草の芽(め)を団子(だんご)にした兵糧(ひょうろう)をブラさげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...稗粥(ひえがゆ)の無心ぐらいはきいてもくれるであろうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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