...静かに平和に世はおさまりて土はその収穫を稔れよと鶴嘴と鋤とに打砕かるることもなかりき...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...松篁(しょうこう)と嫁の多稔子(たねこ)と私と三人で稽古を続けている...
上村松園 「画道と女性」
...すると事務長の八木稔と言うのと...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...事務長の八木稔の方はもう五十近い親爺(おやじ)だ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...稲はよく稔(みの)った...
田中貢太郎 「位牌田」
...工場長の上原稔から聞かされて...
豊島与志雄 「乾杯」
...上原稔は反対しました...
豊島与志雄 「乾杯」
...上原稔は山川正太郎に打ち明けてしまいました...
豊島与志雄 「乾杯」
...後れて辞し去る上原稔を...
豊島与志雄 「乾杯」
...」上原稔はちょっと躊躇しましたが...
豊島与志雄 「乾杯」
...」上原稔は眼をしばたたきました...
豊島与志雄 「乾杯」
...」上原稔は頭を下げました...
豊島与志雄 「乾杯」
...そが浪に畜群と稔りよき収穫を薙ぎ倒し...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...稔子には、男一人、女一人の子供がある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...長谷川稔作の「レヴィウ艦隊」へ出るのはごめんかうむりたいと申し出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...久保田万太郎・関口次郎・片岡鉄兵・佐佐木茂索・佐々木邦・栗島すみ子・入江たか子・高田稔・曽我廼家五郎等々...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日(こんにち)ではたいていのスミレ類は果実が稔(みの)らない...
牧野富太郎 「植物知識」
...翌年の稲の稔りを願う穀霊信仰は...
柳田国男 「故郷七十年」
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