...ついそこらの草の間にもこつそりと稔つてゐまいものでもあるまいと...
薄田泣菫 「旋風」
...それは山田稔とした壮(わか)い俳優の自筆であった...
田中貢太郎 「春心」
...間作まで稔(みの)る××の田圃が開拓されて...
徳永直 「あまり者」
...上原稔は山川正太郎に打ち明けてしまいました...
豊島与志雄 「乾杯」
...」上原稔はちょっと躊躇しましたが...
豊島与志雄 「乾杯」
...上原稔もグラスを手にしました...
豊島与志雄 「乾杯」
...」上原稔は眼をしばたたきました...
豊島与志雄 「乾杯」
...末ッ子の稔子である...
野村胡堂 「胡堂百話」
...稔った稲穂のうえを...
火野葦平 「花と龍」
...松井稔てふ監督の駄目なこと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...久保田万太郎・関口次郎・片岡鉄兵・佐佐木茂索・佐々木邦・栗島すみ子・入江たか子・高田稔・曽我廼家五郎等々...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この種は寒い地方に適してよく稔るのであるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その小穂(spiculae)もじつに無数に出来ているから非常におびただしい実が稔る訳である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...今日(こんにち)ではたいていのスミレ類は果実が稔(みの)らない...
牧野富太郎 「植物知識」
...ロケーシヨンには入江たか子さんや高田稔君が富士見へ来た...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...稔(みの)る日を待って...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その田の稔(みの)りを豊かにすることが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...定信の賢は襄の稔聞する所なり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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