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谷崎潤一郎 「春琴抄」
...海と山とが程よく調和して...
種田山頭火 「行乞記」
...程よく刈りこまれていた...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...そしてそれらが程よく整ってるのが...
豊島与志雄 「道化役」
...山腹のやや平らかなところを程よくこなして...
中里介山 「大菩薩峠」
...程よく踏張(ふんば)りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...法然が成る程よく心得たとは見たが...
中里介山 「法然行伝」
...「成程よく出來てゐますね」金之助は箱を受取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酔ひが程よくまはつて来たお粒を囲んで...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...今は色と慾の精脂(あぶら)でシットリと程よく艶(つや)布巾をかけられ...
久生十蘭 「魔都」
...古代のことは程よく知っている位で...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...今は労働つづきで疲れるから全く枕につくとすぐという程よく眠ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...程よく上品な口調...
山本笑月 「明治世相百話」
...程よく隔たりを置いているのも...
夢野久作 「暗黒公使」
...程よく室内にぼかされて二人の気持も落着いて来る...
吉川英治 「江戸三国志」
...程よくしておけ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...世馴(よな)れたお吉は程よく足止めをしておいて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...というような刺激は程よく飽和するが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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