...粟一粒入つてゐない程腹が凹んでゐる...
石川啄木 「散文詩」
...程遠からぬ青草の牧に伏したる白牛(はくぎゆう)が...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...芝居や小説にいちいち歴史を持出すのは余程な大白痴(おおばか)で...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...成程、これで辻褄が合うわい...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...川崎造船所の株が蒼蠅(うるさ)い程頻(しきり)と切り替られた...
薄田泣菫 「茶話」
...其(その)仔細(しさい)の分(わか)るまでは迚(とて)も會得(ゑとく)のゆかぬ程(ほど)に予(わし)は足下(きみ)を愛(あい)してゐるのぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...英一は已むに已まれぬ程の熱心さで何とも仕方がなかつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...去年私がこの學校へ來てから一月(ひとつき)程して職を辭したのである...
中島敦 「かめれおん日記」
...其時知人から此の程設立になつた九州の商業學校に教鞭を執ることを勸誘されました...
長塚節 「教師」
...先頃(さきごろ)のよりも濃(こ)くして貼(は)つたからもう此(こ)れで遠(とほ)い道程(みちのり)を態々(わざ/\)來(こ)なくても此(こ)れを時々(とき/″\)貼(は)つてやれば自然(しぜん)に乾(かわ)いて畢(しま)ふだらうと...
長塚節 「土」
...あつしなんか盜んだ覺えはないけれど金が身につかねエ」「身につく程の金が入つたことはあるめエ」「違えねエ」「又掛け合ひ噺(ばなし)になる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ程にまで深謀遠慮あらば...
福沢諭吉 「教育の事」
...彼程一所懸命に舞台に精力を傾注し...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...あの――若宮 あのう……(先程この室に入ってきてから...
三好十郎 「冒した者」
...比較にならない程の高級...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...官吏服務規程に問われて...
吉川英治 「三国志」
...双方の顔がわかる程度まで近づくと...
吉川英治 「親鸞」
...あたりが真っ暗におぼえる程な失望に血を激(げき)しながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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