...稀覯本を集めているんだけど、高すぎて手が出せない...
...この古本屋には稀覯本がたくさんあるよ...
...この稀覯本は保存状態が良くて、めちゃくちゃレアだよ...
...稀覯本を揃えるために、市場の値段を調べているんだ...
...彼は稀覯本コレクターとして有名だ...
...此のシーボルトの『動植物譜』は先年倫敦の某稀覯書肆から買入れたのが丸善の誇りの一つであったが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...殊に此書は欧羅巴刊行の書籍中漢字を組入れた嚆矢としてビブリオファイルに頗る珍重される稀覯書である...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...大学を外にしては日本では他の図書館或は蒐集家の文庫に此稀覯書を発見し得る乎怎う乎...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...我々が外国古文学又は特殊の書籍又は稀覯書等に就て知らんとするに方って普通の目録や書籍歴史では決して得られない知識を探り得られる是等の含蓄多き貴重なる書目の滅亡は真に悲むべきであった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...稀覯」)の書の部類の片隅に入るかも知れない...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...途方もない稀覯(きこう)書が紛れ込んでいる事がある...
辰野隆 「愛書癖」
...一七九〇年にカイヨーとデクロ合著『稀覯書に関する書籍学的...
辰野隆 「愛書癖」
...相対的稀覯書というのは...
辰野隆 「愛書癖」
...其男は金をかけずに稀覯書を蒐めるのに妙を得ていた...
辰野隆 「愛書癖」
...然るに不図(ふと)気が付くと何時(いつ)の間にか、一冊の稀覯書が、心覚えをして置いた書架から無くなっている...
辰野隆 「愛書癖」
...ところが、同じく書物でも珍本、稀覯書、豪華版と来ると、こいつは多きを惧れ、少なければ少ないほど所有者は鼻を高くする...
辰野隆 「書狼書豚」
...珍本、稀覯書、豪華版に対しては頗る冷淡であると言ふよりも寧ろ昔日の熱がさめてしまつたのである...
辰野隆 「書狼書豚」
...こんな豪華版の稀覯書を僕が頂戴して果してよいものだらうかと...
辰野隆 「書狼書豚」
...稀覯といふ程ではないが...
辰野隆 「書狼書豚」
...わたくしの眼には稀覯(きこう)の古書よりも寧(むし)ろ尊くまた懐しく見える...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...尨大な稀覯本の蒐集その中には稀に解し得ない本もあって...
西尾正 「墓場」
...天下稀覯(きこう)の大名物です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこで二人が偶然にも同じたいへん貴重な稀覯書(きこうしょ)を捜していたことから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
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