...稀覯本を集めているんだけど、高すぎて手が出せない...
...この古本屋には稀覯本がたくさんあるよ...
...この稀覯本は保存状態が良くて、めちゃくちゃレアだよ...
...稀覯本を揃えるために、市場の値段を調べているんだ...
...彼は稀覯本コレクターとして有名だ...
...格別稀覯書(きかうしよ)にはあらざれども...
芥川龍之介 「案頭の書」
...故和田雲邨(わだうんそん)翁が新収稀覯書(きこうしょ)の展覧を兼ねて少数知人を招宴した時の食卓での対談であった...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...焼けた材木や煉瓦をステッキで堀返しては失われた稀覯書の行衛を尋ねていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...此の如き稀覯書を外国から仰いで積んで置く事は出来無いが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...ヒールセマン等英仏独蘭の稀覯書肆から出版した各種の稀覯書目録(欧羅巴の稀覯書肆の特別刊行の書目は細密なる分類を施こし且往々解題を加え或はファクシミルを挿入する故書史学者の参考として最も珍重すべきものである...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...我々が外国古文学又は特殊の書籍又は稀覯書等に就て知らんとするに方って普通の目録や書籍歴史では決して得られない知識を探り得られる是等の含蓄多き貴重なる書目の滅亡は真に悲むべきであった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...稀覯」)の書の部類の片隅に入るかも知れない...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...途方もない稀覯(きこう)書が紛れ込んでいる事がある...
辰野隆 「愛書癖」
...絶対的稀覯書と相対的稀覯書となすと云ったら...
辰野隆 「愛書癖」
...絶対的稀覯書の方は...
辰野隆 「愛書癖」
...此他に人巧的稀覯書と称す可きものがあるが...
辰野隆 「愛書癖」
...稀覯書たるの要件は...
辰野隆 「愛書癖」
...然るに不図(ふと)気が付くと何時(いつ)の間にか、一冊の稀覯書が、心覚えをして置いた書架から無くなっている...
辰野隆 「愛書癖」
...こんな豪華版の稀覯書を僕が頂戴して果してよいものだらうかと...
辰野隆 「書狼書豚」
...天下稀覯(きこう)の大名物です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...稀覯とも称すべきこのような美しい風景だった...
久生十蘭 「魔都」
...そこで二人が偶然にも同じたいへん貴重な稀覯書(きこうしょ)を捜していたことから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...芥川さんは「この本こそ手に入れば稀覯書である」と云つてその Quarto 版の「かげ草」を欲しがつてゐられる...
堀辰雄 「本のこと」
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