...移り気がして一書に専らなることを得ないが...
市島春城 「読書八境」
...揺椅子(ゆりいす)のなかにうづくまる移り気をそそのかして...
大手拓次 「藍色の蟇」
...いつもの移り気な性分にも似ずこの女に依って最も多く独(ひと)り寝のあじきなさを慰められて来たのだが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...突発的で移り気な少年の気まぐれではなく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...単なる移り気である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...助手たちに対するこの告発はたしかに正しくはあったのだが、それらはみな、あの二人のまったく滑稽で、子供じみて、移り気で、自制のきかないたちからいうと、もっとずっと罪がないもののように解釈されるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...軽率と移り気の非常に有力な証拠であろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...歓びといふ美しくて移り気な訪客がわれわれの許を飛び去つたあとではただ侘しい音だけが過ぎ去つた歓楽を物語るのではなからうか? 音そのものが既におのれの反響(こだま)のなかに悲哀と寂莫の声を聴きながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...移り気で気まぐれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...移り気な晩秋の空に出没する星の瞬きも移り気な頃である...
牧野信一 「凩日記」
...その葉は浮華な移り気を戒める如(ごと)く四時青々として緑の色を保ち...
牧野富太郎 「植物記」
...彼はあまねく峻烈に表現しているが、その中で曰く、『男子に対するその情欲、その移り気、その固き愛情の欠乏、及びその片意地な天性により、女子はいかに現世においてよく保護されても、まもなくその夫から疎んぜられる1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...アッシェンバッハはそとをながめていた――両手をひざにおいたまま、ここへもどってきたことに満足しながら、自分の移り気に、われとわが願望を知らぬのに、不満を感じて頭をふりながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...移り気であると自分の言われていることに疑いを持っていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おまけにもう、根が大の浮気もんでしてね、移り気も移り気、――昨日は東、今日は西って調子なんでございますよ!」「でどうなの、アクシーニヤ……あの……」と、彼女の前に立って歩きながら、若いおかみさんが言った、――「お前さんの子は生きてるかい?」「生きとりますよ、おかみさん、生きとりますよ――どうして中々! 憎まれっ子、世にはばかるって、この事でございますよ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...遊蕩者の気ままな無責任な移り気に過ぎなかった...
和辻哲郎 「転向」
...たとえば移り気に多くの女を愛するものは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかも意志弱き男の移り気に絶えず心を掻き乱される...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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