例文・使い方一覧でみる「移り住む」の意味

...初めて松木家の全家族がここに移り住むことになったのです... 初めて松木家の全家族がここに移り住むことになったのですの読み方
海野十三「赤耀館事件の真相」

...変ると云へば大正末年私が関西の地に移り住むやうになつてからの私の作品は明らかにそれ以前のものとは区別されるもので...
谷崎潤一郎「「細雪」回顧」

...そこに移り住むことが出来たのである... そこに移り住むことが出来たのであるの読み方
種田山頭火「草木塔」

...平井家の八畳の一室に移り住むと... 平井家の八畳の一室に移り住むとの読み方
豊島与志雄「水甕」

...これらの連中が移り住むことになってから... これらの連中が移り住むことになってからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...その一角を求めて移り住むということは... その一角を求めて移り住むということはの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...九月中旬からツューラウの妹オトラのそばに移り住む... 九月中旬からツューラウの妹オトラのそばに移り住むの読み方
原田義人「「世界文学大系58　カフカ」年譜」

...そちらへ移り住むんだから... そちらへ移り住むんだからの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...ショセ・ダンタンの方に移り住むことになると告げた... ショセ・ダンタンの方に移り住むことになると告げたの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...移り住む寂しとしたる武蔵野に一人ある日となりにけるかな作者の設計に成る荻窪の家が落成して移られた当時の歌に　身の弱く心も弱し何しかも都の内を離れ来にけん　恋しなど思はずもがな東京の灯を目に置かずあるよしもがな　など云ふのがあつて余程寂しかつたものに違ひない... 移り住む寂しとしたる武蔵野に一人ある日となりにけるかな作者の設計に成る荻窪の家が落成して移られた当時の歌に　身の弱く心も弱し何しかも都の内を離れ来にけん　恋しなど思はずもがな東京の灯を目に置かずあるよしもがな　など云ふのがあつて余程寂しかつたものに違ひないの読み方
平野萬里「晶子鑑賞」

...初めて普通の病舎に移り住むのであるが... 初めて普通の病舎に移り住むのであるがの読み方
北條民雄「癩院記録」

...その村のアバラ屋に移り住むまでは隣り村で... その村のアバラ屋に移り住むまでは隣り村での読み方
牧野信一「喜劇考」

...いなかへ移り住む前に... いなかへ移り住む前にの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「ヴェニスに死す」

...すぐとこの家へ移り住むことになっている... すぐとこの家へ移り住むことになっているの読み方
矢田津世子「茶粥の記」

...両親と私達小さい者がそこに移り住むことになった... 両親と私達小さい者がそこに移り住むことになったの読み方
柳田国男「故郷七十年」

...赤坂へはいつ？」「移り住むかと申すのか... 赤坂へはいつ？」「移り住むかと申すのかの読み方
吉川英治「私本太平記」

...ここに移り住むまでは... ここに移り住むまではの読み方
吉川英治「日本名婦伝」

...京都に移り住む前には二十年ぐらいも東京で暮らしていたのであるが...
和辻哲郎「京の四季」