...いと健やかにて我と共に移りぬ...
石川啄木 「閑天地」
...ストオヴのそばの椅子の上に移りました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...小形山を去りて駒橋と称する所に移り...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...車上のAは、貨車抜き取りの瞬間、前車に飛び移り、接続器の横の鉄梯子(てつばしご)にとりついて、身を縮めている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...第三の手紙に移りました...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...ところが今では女の好みも大分移り変つて...
薄田泣菫 「茶話」
...余念なく移り変つて行く川を眺めて居た...
田山花袋 「朝」
...新聞紙がただの商品ではなくて主義主張を持った言論物だからそれがどういう個人又は団体の手にあるか又は移り得るかを問題にするのである)...
戸坂潤 「読書法」
...すぐに移り住もうとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこへ移り住んだ主(ぬし)というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...本当に自分が研究を積んで甲の説から乙の説に移りまた乙から丙に進んで...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...新(あた)らしい方へは急に火が移りさうにも見えなかつた...
夏目漱石 「それから」
...それが移り変って...
野村胡堂 「江戸の昔を偲ぶ」
...柏軒の門人は初め中橋に移り住んだ時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絵画で移り行きのない色を塗ったり...
森鴎外 「沈黙の塔」
...流れも時とともに移り変ったにしても...
柳田國男 「地名の研究」
...この古今の移り替りを一通り承知した上でないと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...我目は青磁の皿なるレモンの黄に移り行き...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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