...明方近くまで彼方此方(あつちこつち)を枝移りして飛び歩くのが癖になつてゐるからだ...
薄田泣菫 「茶話」
...それから楠公(なんこう)の像を製作した話へ移りましょう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ご主人がこちらへお移りになってからは...
太宰治 「饗応夫人」
......
太宰治 「乞食学生」
...貴方との結婚のことに移りました...
橘外男 「仁王門」
...さま/″\な移り変りの末に世捨て人となって佛に仕えている現在の母は...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...月が替わるごとの移りかえが十二回重なればもう暮で...
徳田秋声 「縮図」
...そしてそれは動力学へ移り行くことである...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...その二つの音楽の移り変わりがあまりに粗暴だったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...飛移り一件は消滅したけれども...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...あの子は世界がどのように移り変わろうと一生を平和主義者で通すにちがいありません...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...次に現場の踏査に移り...
羽志主水 「越後獅子」
...何れも此の移りゆく世の犧牲者に外ならない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この古今の移り替りを一通り承知した上でないと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もしくは覗見(しけん)等の変態趣味に移り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...おすこやかに」「またのお移りを待つぞ」などといった...
吉川英治 「親鸞」
...不安な上方から建設の江戸へ移り出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...葉子のブランコに移りきって...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索