...その石から石へ飛び移りながら...
梅崎春生 「八ガ岳に追いかえされる」
...鷹が飛び移りますから――」群集の中からモジリ外套の男が飛び出した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...二人づれの男周章てゝ之に移りて...
大町桂月 「月の東京灣」
...今にも華表に燃え移りそうになって来た...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...彼女はそれを小娘の移り気のせいだとしたかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不思議な民衆である! だれでもこの民衆を移り気だと言っているが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...東京などから札幌へ移り住んでいる人たちには...
中谷宇吉郎 「郭公のおとずれ」
...本当に自分が研究を積んで甲の説から乙の説に移りまた乙から丙に進んで...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...ナポリやフロレンスに移り住んで流れ歩いたのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自動車から船へ移り...
牧野信一 「街上スケツチ」
...第一多島海より南米に移りて秘魯(ペルー)...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...移り気であると自分の言われていることに疑いを持っていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...枝葉を移りながらいるのは...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...今は省る時代へと移りました...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...そして張飛自身も、芙蓉の身を抱いて、白馬の上に移り、名残り惜しげに、「いつかまた、再会の日もありましょうが、ではご機嫌よく」「おお、きっとまた、会う日を待とう...
吉川英治 「三国志」
...ほとんど忘れていたことだったな」中ノ坪を前にした一室へ移り...
吉川英治 「私本太平記」
...桑名の城から積極的攻撃に移り...
吉川英治 「新書太閤記」
...むしろ、どうしたら解りやすく、平安朝末期から、平家へ移り、また源氏色の時勢へと、世間が物音立てて、押し流れて行ったか、また、その約半世紀の人々の浮き沈みが、八百年後の今日の読者に、親しく読み酌(く)まれるであろうかに、ぼくはだいぶ気をつかって来た...
吉川英治 「随筆 新平家」
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