...下北面より上北面に移り...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...夢の裡(うち)に移り來しにはあらずやと疑はるゝ此境の景色は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...最近心霊波の研究をするために自(みずか)ら自殺をしたのがあります」という話に移りまして...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...或は人間の天上より移り来りしと説き...
高木敏雄 「比較神話学」
...かの手紙の移り香が仄(ほの)かに残っている抽斗を開けてもみた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ふみたば」
...そんな風物の移り変りに就(つい)ては...
徳永直 「あまり者」
...極端から極端へと移り変わっていって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平井家の八畳の一室に移り住むと...
豊島与志雄 「水甕」
...「憎い女!」お浜の倒した行燈の火はみるみる障子に移ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...東京などから札幌へ移り住んでいる人たちには...
中谷宇吉郎 「郭公のおとずれ」
...後を慕つて此處へ移り住み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...巴(ともえ)小学校に移り...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...金を支払うことを承諾するからいっそう進んだ交渉に移りたい趣(おもむき)を...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...ある時期は互の移りゆく速力が倍加した速力となって互に作用し合うような時期もあるだろう...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...「このお敷き物の移り香の結構ですこと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...山ではこうした植物の新鮮な色を見ることで時の移り変わりのわかるのがおもしろいと女房たちが言っているのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...早くお船へお移り下さい」と...
吉川英治 「三国志」
...さっそくに移ります」多くもない荷物を持ち...
吉川英治 「新・水滸伝」
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