...我々は何よりもこのことを大いに称揚すべきである...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...露西亜の官民の断えざる衝突に対して当該政治家の手腕器度を称揚する事はあっても革命党に対してはトンと同感が稀(うす)く...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...其他種々の点に於ても称揚すべきもの多かりしを知りぬ...
太宰治 「盲人独笑」
...今日人がしているように彼らを称揚することとには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やり損じて落るが名誉ならば薬を盛りちがえた医者も名誉と云うべく木から落ちた猿も賞すべく弘法筆の誤りは猶更感服すべく字をまちがえる小説家も称揚すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...役者の舞台でトチッたのも亦称揚すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...猫に皿の魚をしてやられる女房の間抜も称揚すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...他を称揚するのは熾(さかん)に他を罵倒(ばとう)した事になる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...しかのみならず……此処が肝賢要(かなめ)……他の課長の遺行を数(かぞえ)て暗に盛徳を称揚する事も折節はあるので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...称揚すべき自然の態も林や野原を見つめて居りますと忽ち倦怠を覚ゆるのが常です...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...称揚する所の句と指斥(しせき)する所の句と多くは彼此(ひし)顛倒(てんとう)せり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...かかる行為を称揚すべき立場にいる...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...かかる行為を称揚すべき立場にいる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...或(ある)人は之(これ)を以(もつ)て仏蘭西(フランス)の自由を称揚する様ですが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...称揚するような姿態をした...
吉川英治 「三国志」
...口を極めて称揚するのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小次郎の凡物でない点を揚げて称揚すると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もっぱら称揚する仁(じん)が多いようでござるが)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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