...大雅と蕪村とを並称するは所謂文人の為す所なり...
芥川龍之介 「梅花に対する感情」
...あるいは毎説教会に一定の座料を参詣人より徴集するものこれなり)(四)賽銭(このほか寺院資金と称するものありて...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...△△倶楽部(クラブ)などと称する男女交際を唯一の目的とする...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...人類が五万年かかってついに得たる霊薬と称する第九十五番目の原子チロリウムの獲得に対する人類の熱心さとたくらみはあまりにひどくはないかと思います...
海野十三 「放送された遺言」
...当時都下の温泉旅館と称するものは旅客の宿泊する処ではなくして...
永井荷風 「上野」
...浪人と称するものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...聖道門(しょうどうもん)の修業は正像の時の教えであるが故に上根上智のものでなければ称することは出来ない...
中里介山 「法然行伝」
...第八図第八図は広幅樹枝と称する型の一種で...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...皆ひとかどの徳利と称する...
新渡戸稲造 「自警録」
...――あの妹と称する美しい女です...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...服部の案内で多古喜といふ千日前のうまいものやと称する店へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...君主のない政体をレプュブリークと称するとあった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そしてその青色を帯ぶるものをアオソと称する...
牧野富太郎 「植物記」
...そのおのおのを学問上で小花(フロレット)と称する...
牧野富太郎 「植物知識」
...婦人の美徳と称する従順の徳があって...
三宅花圃 「藪の鶯」
...処々方々で天狗隊と称する者が民家を荒していると言うが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...能ぎらい日本には「能ぎらい」と称する人が多い...
夢野久作 「能とは何か」
...文芸ではありのままの現実を描写すると称する自然主義がはやり始めたし...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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