...之を「タブー」と称するは...
高木敏雄 「比較神話学」
...その前週をマースリヤナヤ」(牛酪週間)と称する)〕に嫁を貰ってやりましたが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...この錯覚を利用して映画の背景をごまかすグラスウォークと称する技術が存在するくらいである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...これが何々術と称する心理的療法などに利用されるのではないかと思われる...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...一般に音楽と称するものとの間にある程度の形式的の類似がある事について私は従来もすでにたびたびいろいろな機会に述べたことがあるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...驚かないと称する私の方が正しいようである...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...それを所有していると称する者たちの間でのみ戦争は巻き起こされるのである...
中井正一 「真理を求めて」
...万年筆に就(つい)て何等の経験もない余は其時丸善からペリカンと称するのを二本買って帰った...
夏目漱石 「余と万年筆」
...主義と称するものは――どんな主義であっても――観念(イデヤ)が抽象の思想によって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...アメリカ工学士と自称する土建屋のヘンリ清水は...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...この草をバチグサともペンペングサとも称する...
牧野富太郎 「植物記」
...塩を交えてハコベジオと称する歯磨き粉を製する...
牧野富太郎 「植物記」
...いろいろのスミレの種類を総称するような名ともなっていれど...
牧野富太郎 「植物知識」
...もし媼(おうな)をも美人と称することが出来るなら...
森鴎外 「細木香以」
...日向(ひゅうが)の高千穂地方に「かるひ」と称する竹籠がありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その脳髄と自称する蛋白質の固形物(かたまり)自身が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すべて党人と称する人々の大多数は...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...普通に蒙古犬と称する犬が幾匹も徘徊して異邦人と見れば吠えようとする...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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