...末寺にはインカムベントと称するものあり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ヂノテリウムと称する象類の如きは頭骨だけでも長さが一間近くある...
丘浅次郎 「人類の将来」
...感覚及び想像力と私が称するかの思惟の仕方は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして生気に乏しいいわゆる「庭木」と称する種類のものより...
寺田寅彦 「芝刈り」
...頭山満家の名を××して右翼思想団体を自称する××会の幹部某を紹介して...
戸坂潤 「社会時評」
...いいや、悪に対する嘆称ではなく、悪を徹底せしめたるその勇気を、嘆称するのだ...
直木三十五 「南国太平記」
...スポーツでストロークと称するものはあきらかにかかるリズムの深い構造に邂逅する...
中井正一 「リズムの構造」
...宝物と称するもの多少残り居り候由...
中里介山 「大菩薩峠」
...小さなギヤマンについだブランと称する黄金水をとって...
中里介山 「大菩薩峠」
...然(しか)もその門閥家の内にて有力者と称する人物に向(むかっ)て敵対の意を抱(いだ)くことなれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...退くを知らぬ荒鷲と称する騎兵軍団でござります...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...「スポーツ」と称する近頃流行の形だといふことをBが教へて呉れたのである...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...彼の家では「蔭膳」と称する特別の膳部がひとつ...
牧野信一 「鏡地獄」
...そしてこれをイトランと称する...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その中に在った今日の Hippeastrum(ジャガタラズイセン属)の者が一番際立って壮麗な花を開いて王者見たいな位置を占めていたためその類を特にアマリリスと俗称するようになったのである...
牧野富太郎 「植物記」
...二六柏崎の田圃(たんぼ)のうちと称する阿倍氏はことに聞えたる旧家なり...
柳田国男 「遠野物語」
...世には六尺豊かの大男と称する者...
吉川英治 「新書太閤記」
...俗称するは勿体(もったい)ないとしてであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
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