...フランスでハイカイと称える詩が興ったとしましても...
高浜虚子 「俳句への道」
...また頭の頂辺(てっぺん)へ剃り残したものを『お芥子』と称える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...地盤の稍(やや)小高くなった処に御成座敷と称える一棟がある...
永井荷風 「百花園」
...その建物全部を称えるけれども...
中里介山 「法然行伝」
...総て虚仮(こけ)といって飾る心で称える念仏では往生は出来ない...
中里介山 「法然行伝」
...ただ深く本願を頼んで口に名号を称えるだけじゃ...
中里介山 「法然行伝」
...称える人たちも、それに何の意味があるか、何の功徳があるのかも知らず、母親とか乳母から口移しに教えられたのを、そのまま伝えるだけでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全法典の通則を具律と称えるようになり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...土佐に傍士栗(ボウシグリ)(私はこれを特にボウシアマクリと称える...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...またそれはニワウメ(イバラ科)だと称える歌人もある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一名ツタノハカヅラであって普通にはツヅラフジと称える...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そして諸国一般人の称える名はカヤである...
牧野富太郎 「植物記」
...この草は日本には産せず独支那のみに在る宿根草で一に米布袋とも称える...
牧野富太郎 「植物記」
...あなたがた芸術家たちは僕を俗人と称えるし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...神の名を一度称える毎に心が高まって行くのを感じて居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...世の人が皆7385神と称える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...または何か反動としてそんなことを称えるようにも取られよう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...いわんや汝は蛮界に王を称える者だけあって...
吉川英治 「三国志」
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