...また利休居士(りきゅうこじ)の珍重(ちんちょう)していた「赤がしら」と称える水さしも...
芥川龍之介 「報恩記」
...これに対してあるいは次のような異議を称える人があるかも知れない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...フランスでハイカイと称える詩が興ったとしましても...
高浜虚子 「俳句への道」
...*いわゆる生活派人生派と称える人の俳句をよんで見ても...
高浜虚子 「俳句への道」
...その美しさを称える言葉を見出すのに苦しむ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...その外銀主と称える平田...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また頭の頂辺(てっぺん)へ剃り残したものを『お芥子』と称える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...総て虚仮(こけ)といって飾る心で称える念仏では往生は出来ない...
中里介山 「法然行伝」
...ただ深く本願を頼んで口に名号を称えるだけじゃ...
中里介山 「法然行伝」
...月並に褒め称えるような顔ではなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...土佐に傍士栗(ボウシグリ)(私はこれを特にボウシアマクリと称える...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それでこんなのを風媒植物と称える...
牧野富太郎 「植物記」
...これを八つ房梅と称える...
牧野富太郎 「植物記」
...『抱朴子』に〈山中卯日丈人(じょうじん)と称える者は兎なり〉...
南方熊楠 「十二支考」
...処へその姉と称える二十四...
南方熊楠 「十二支考」
...神の名を一度称える毎に心が高まって行くのを感じて居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...一人の異議を称えるものもなく決した...
森鴎外 「阿部一族」
...……が、それにひきかえ、この都では、御即位あって以来の、みかどの御善政ぶりを、汝らは皆、眼にも見てきたことであろうが」新帝後醍醐の徳を、彼は、頌(うた)い上げるように、ここで称える...
吉川英治 「私本太平記」
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