...人の実在と称えるものも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...そのハイカイと称える詩を旺(さか)んに作って名を成した人にヴォカンスという人がありました...
高浜虚子 「俳句への道」
...フランスでハイカイと称える詩が興ったとしましても...
高浜虚子 「俳句への道」
...その美しさを称える言葉を見出すのに苦しむ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...また頭の頂辺(てっぺん)へ剃り残したものを『お芥子』と称える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...(答)数を決めないというと怠り勝ちになり易いから数を決めて称えるのがよろしい...
中里介山 「法然行伝」
...月並に褒め称えるような顔ではなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...結婚ラプソディ』の出来栄えをほめ称えるためにこの話を申し上げるのではありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...同卿の行為は最高の勝負師だと褒め称えるだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そこでは単にあけびと称える...
牧野富太郎 「アケビ」
...そして諸国一般人の称える名はカヤである...
牧野富太郎 「植物記」
...これを八つ房梅と称える...
牧野富太郎 「植物記」
...推して秀郷の鏃と称えるのですと対(こた)えたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...箇人主義を称える多くの人々の心を疑う...
宮本百合子 「大いなるもの」
...神の名を一度称える毎に心が高まって行くのを感じて居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...帝僭号を称える奴の出来たのは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...片方の芳公と云うのが「ハッカ」と称える長い棹(さお)の先に鳶口(とびぐち)のついたので片方を「叩き殺」しそこなった...
山本周五郎 「青べか日記」
...……が、それにひきかえ、この都では、御即位あって以来の、みかどの御善政ぶりを、汝らは皆、眼にも見てきたことであろうが」新帝後醍醐の徳を、彼は、頌(うた)い上げるように、ここで称える...
吉川英治 「私本太平記」
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