...人の実在と称えるものも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...そのハイカイと称える詩を旺(さか)んに作って名を成した人にヴォカンスという人がありました...
高浜虚子 「俳句への道」
...そうかと云って又ぞろ近衛内閣反対を称えるだけの積極的な政治理論は持ち合わさぬので...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...また頭の頂辺(てっぺん)へ剃り残したものを『お芥子』と称える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ただ深く本願を頼んで口に名号を称えるだけじゃ...
中里介山 「法然行伝」
...月並に褒め称えるような顔ではなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それに合せて念仏を称える善男善女の声が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...同卿の行為は最高の勝負師だと褒め称えるだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...土佐に傍士栗(ボウシグリ)(私はこれを特にボウシアマクリと称える...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これをトキワススキともカンススキとも称える...
牧野富太郎 「植物記」
...ツバキを賞讃して八千代椿(やちよつばき)と称える訳は支那に『荘子(そうじ)』という書物があってその書中に「大椿(タイチン)ナルモノアリ八千歳ヲ春トナシ八千歳ヲ秋トナス」(原(も)と漢文)の語がある...
牧野富太郎 「植物記」
...茱萸と称える者には二つあって一は呉茱萸...
牧野富太郎 「植物記」
...箇人主義を称える多くの人々の心を疑う...
宮本百合子 「大いなるもの」
...一人の異議を称えるものもなく決した...
森鴎外 「阿部一族」
...帝僭号を称える奴の出来たのは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...または何か反動としてそんなことを称えるようにも取られよう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その民族性に依って荘厳された文化を人類文化と称える...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...いわんや汝は蛮界に王を称える者だけあって...
吉川英治 「三国志」
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