...二重円錐七 振子つきの降下秤八 重力の中心...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...天秤(てんびん)で...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...仰向いて天秤棒を取りながら...
泉鏡花 「婦系図」
...屈辱と命と天秤(てんびん)にかけて見て...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そっちの方に引寄せられたいのだ――秤桿(はかりざお)にぶらさがって目方を軽くすることはしたくない――事実を仮想するのではなく実在する事物を受取りたいのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...食料を一々秤(はかり)にかけていたものだが...
徳田秋声 「仮装人物」
...丁度(ちょうど)股引(ももひき)尻(しり)からげ天秤棒を肩にした姿を山路愛山君に見られ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...天秤棒を買って帰る者...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...余人は知らず、兵道家としては、久光殿と、寛之助様とを、秤にかけて、一方がやや軽いからとて、不義は、不義じゃ、従うべきではない...
直木三十五 「南国太平記」
...還(かへ)りには豆腐(とうふ)の壞(こは)れで幾(いく)らか白(しろ)くなつた水(みづ)を棄(す)てゝ天秤(てんびん)は輕(かる)くなるのである...
長塚節 「土」
...ゼンマイ秤(ばかり)一つだけであって...
中谷宇吉郎 「雪」
...無理に通そうとすると車屋の黒のごとく不意に肴屋(さかなや)の天秤棒(てんびんぼう)を喰(くら)う恐れがある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...こんな損得を天秤にかけていたとき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...前に立った男は天秤をしっかりと持って...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...両天秤(りょうてんびん)などという言葉だけをのこして...
柳田国男 「母の手毬歌」
...この天秤棒(てんびんぼう)とはけずり方がちがい...
柳田国男 「母の手毬歌」
...天秤棒(てんびんぼう)で担いでやって来た...
山本周五郎 「青べか物語」
...天秤棒(てんびんぼう)にもたれながら話しだした...
吉川英治 「大岡越前」
便利!手書き漢字入力検索