...天秤棒(てんびんぼう)を立掛けて...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...天秤(てんびん)で...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...秤(はかり)にかけた接吻(せつぷん)の智慧もある...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
... 665657 聖き秤 VIII 69...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...渋谷の道玄坂で天秤棒を買つて帰つた...
徳冨盧花 「水汲み」
...而も伯は屡々此の雅量と剛情との水準を秤るを忘るゝことあるが為に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お品(しな)は戸口(とぐち)に天秤(てんびん)を卸(おろ)して突然(いきなり)「おつう」と喚(よ)んだ...
長塚節 「土」
...家へ帰ってフト商売用の秤(はかり)を忘れて来たことを思い出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...秤座(はかりざ)の人間の動きを見張っていた八五郎のガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一人雑魚(ざこ)売りの爺さんが天秤棒を担いでやって来る...
原民喜 「翳」
...段々(だん/\)に喰(た)べへらして天秤(てんびん)まで賣(う)る仕義(しぎ)になれば...
一葉女史 「大つごもり」
...これを秤(はかり)にかけておくれと云うじゃないの...
山本周五郎 「季節のない街」
...「炭の用はねえか」天秤棒(てんびんぼう)で前と後に一俵ずつ...
山本周五郎 「風流太平記」
...W一流の両天秤をかけた思い付であったろうと考えられる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...其中に人間を秤に掛けて罪の重さを測つてゐるものや...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...金銀は秤(はかり)で分け取り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...天秤棒(てんびんぼう)も役に立つ」二人は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...秤杆(はかりざお)へ吊るさげたメリケン樽のなかから...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??