...これまで使われていたクラークの浮き秤に代わって使われている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...天秤(てんびん)一本...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...曾祖父(ひいじいさん)や祖父(おじいさん)はきっと十四両秤をつかったんですよ...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...丁度きた屑屋の秤で目方をはかつて貰ひ...
小穴隆一 「二つの繪」
... 665657 聖き秤 VIII 69...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...天秤棒が遠慮会釈(ゑんりよゑしやく)もなく肩を圧しつけ...
徳冨盧花 「水汲み」
...天秤がギシリ――としなって...
徳永直 「麦の芽」
...天秤棒に加わる事となった...
永井荷風 「狐」
...此(こ)の秤(はかり)なんざあ檢査(けんさ)したばかりだもの一分(ぶ)でも此(こ)の通(とほ)り跳(は)ねたり垂(た)れたりして...
長塚節 「土」
...天秤で重くないからである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...アントニウスとオクタヴィアヌスを両天秤にかけて操縦することに於いては多少見当を誤り...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...分銅(ふんどう)にはうんと血が付いて――」「どこで見付かったんだ」「町内の若い者が妻恋稲荷の後ろの藪(やぶ)で見付けたんで」「秤と分銅と一緒になっていたのか」「秤の先へ分銅を縛ってあったそうです」「フーム」「これだけでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全国の秤を掌(つかさど)り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝の暗いうちから天秤に下げた籠を擔いで近在の村々に出かけて行つた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...天秤を傾かせるその真らしさの量を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...秤(はかり)で銀を量(はか)っているところが描いてある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...天秤棒は細手の、飴色(あめいろ)に磨(みが)きこんだ、特別製のようであり、手桶は杉(すぎ)の柾目(まさめ)で、銅(あか)の箍(たが)がかかっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...すぐ担荷(にない)の天秤(てんびん)へその肩を入れかけていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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