...これは心の秤(はかり)から見れば...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...次に天秤座で土星と火星の会合...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...かくの如き議論はかの甲乙の差別によつて天秤の価値を上下するが如きものではない...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...秤(はかり)にかけた接吻(せつぷん)の智慧もある...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...わが懊悩(なやみ)のこれと向いて天秤(はかり)にかけられんことを」というは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...先程の秤の実験に失敗してから...
大阪圭吉 「死の快走船」
...秤(はかり)にかけて慎重に調べていたんでは...
太宰治 「私信」
...天秤棒(てんびんぼう)の下にはさんで出かける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...明日(あした)天秤棒(てんびんぼう)檐(かつ)いで出(で)る支障(さはり)にならあ」剽輕(へうきん)な相手(あひて)は思(おも)ひ出(だ)したやうにいつた...
長塚節 「土」
...アントニウスとオクタヴィアヌスを両天秤にかけて操縦することに於いては多少見当を誤り...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...秤座(はかりざ)といふのがありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手(しもて)には鰯粕(いわしかす)の目方を衡(はか)る大秤...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...こんな損得を天秤にかけていたとき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...天秤の座に傾くと...
牧野信一 「泉岳寺附近」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...アスビス神死人の心臓と正識の印たる直な羽とを天秤(てんびん)で懸け...
南方熊楠 「十二支考」
...今でも天秤棒をかついでくるのは豆腐屋に金魚売り...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そのほか秤(はかり)とか...
吉川英治 「銀河まつり」
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