...驢馬にゃ熱い秣(まぐさ)をたらふく喰わしてやる...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...秣刈場(まぐさかりば)の境界争ひ...
石川啄木 「刑余の叔父」
...厩の前の乾秣(やた)場で...
石川啄木 「天鵞絨」
...厩では乾秣(やた)を欲しがる馬の...
石川啄木 「天鵞絨」
...一噸十八圓で直接に糧秣厰(りやうまつしやう)へ賣り込むことが出來ると云ふ説明を聽き...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...秣場肥料に及ぼす被害...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼の馬に秣(まぐさ)をやり馬装をととのえた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...耕地の秣(まぐさ)...
田畑修一郎 「南方」
...厩の中の馬は秣架(まぐさかけ)をがたがたさせ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...秣山(まぐさやま)へゆく道は灌木の岡にそうて蔭になり日向(ひなた)になりうねうねとうねってゆく...
中勘助 「島守」
...秦淮(しんわい)秣陵(まつりよう)の詩歌(しいか)おのづから胸中に浮来(うかびきた)るを覚ゆ...
永井荷風 「来青花」
...養老はあんなものではないあれは秣が瀧といふのだと柘植氏は語る...
長塚節 「松蟲草」
...ぐるりについている秣のきれっぱしを舐(な)めとろうとするが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...馬に秣(まぐさ)と水とが供給しやすく...
柳田國男 「地名の研究」
...その跡より秣の下にいくらともなき蛇ありて...
柳田国男 「遠野物語」
...馬に秣糧(まぐさ)を飼っていた...
吉川英治 「三国志」
...早馬は呉の秣陵(まつりょう)へ急ぎに急ぐ...
吉川英治 「三国志」
...納屋に入れてある秣(まぐさ)を...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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