...事務所から一手に陸軍糧秣廠(りょうまつしょう)に納める事になっていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...二男賛次郎は大戦中陸軍大尉の資格で糧秣廠(りょうまつしょう)に通っていたが...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...秣場(まつぢやう)を潰(つぶ)して畑地とする損益とか...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...厩の中の馬は秣架(まぐさかけ)をがたがたさせ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...糧秣(りょうまつ)問屋の爺さんからも聞いたし...
徳田秋声 「あらくれ」
...その種を秣(まぐさ)に混ぜて使えば動物の毛並みをよくする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...秣(まぐさ)のなかへひとつかみほどの糠(ぬか)を投げいれて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...片手で秣のなかの木片や小石をとりのけながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...槽(おけ)の中にはたんと喰べるほどの秣ははいっていない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...老人は馬車のほうへのびあがって秣槽(まぐさおけ)をおろしはじめた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...秣をかきまぜる手をやすめて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...毎(いつ)も人を秣(まぐさ)とし食うたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...またわずかずつの柴(しば)や秣(まぐさ)までささげていたが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...その垣の内外に山のように積んだ秣(まぐさ)の間から...
夢野久作 「暗黒公使」
...秣陵(まつりょう)へ退いて...
吉川英治 「三国志」
...「孫策これにあり! 秣陵の城はすでに...
吉川英治 「三国志」
...庫中の糧秣(りょうまつ)や予備の財もとぼしくなってきています...
吉川英治 「新・水滸伝」
...秣(まぐさ)を一口食うんです...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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