...此家(ここ)の主人(あるじ)たち夫婦の秘蔵娘で...
泉鏡花 「印度更紗」
...秘蔵娘(ひぞっこ)さね...
泉鏡花 「縁結び」
...その都度秘蔵娘のお桂さんの結綿(ゆいわた)島田に...
泉鏡花 「怨霊借用」
...時々「どうじゃな! これはよくできたと思うんじゃが一つ飾ってみといて下さらんか! 飽きればまた取り換えて上げるじゃで!」と秘蔵娘でも貸してくれるように汚ねえ野良着(のらぎ)でヒョコヒョコと植木鉢を提(さ)げて裏口からはいって来る...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...彼女はそこのブルの秘蔵娘らしかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...武家の秘蔵娘から...
野村胡堂 「猟色の果」
...もともと母の秘蔵娘であるところから...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...大どころの秘蔵娘を彷彿(ほうふつ)させたと...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...秘蔵娘の住んでいたとなりに小さい家を借りて住んでいたのですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...秘蔵娘の居間はそれらでいっぱいで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何人もの中で姫君と言わせている守の秘蔵娘があるそうです」「しかしだね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...奥方は町家の秘蔵娘(ひざうむすめ)で暇(ひま)が有つたら三味線を出して快活(はれやか)に大津絵(おほつゑ)でも弾かう...
與謝野寛 「蓬生」
...『中関白記』に清少納言は「肥後守秘蔵娘也...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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