...想いを内にうちにと秘めて...
上村松園 「謡曲と画題」
...逃亡の意志を自分一人に秘めて置かず...
梅崎春生 「日の果て」
...永島が信仰に入ったよろこびを独り胸に秘めておくことができずに獄中から獄外へ呼びかけるのだと知って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...感情は内に秘めておいて客観写生をすべきだと先ず自分に教えたのであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...右のような反逆や格闘を内に秘めていない文学を...
豊島与志雄 「今日の条件」
...ひとり秘めていたのではないかと思われるふしがあります...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...誰にも告げずに、胸中に秘めて、永久に密閉しておかなければならないのか...
豊島与志雄 「ものの影」
...自分の懐に秘めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...養母の教えを強(しか)と心に秘めていたが...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...大切(だいじ)そうに秘めてあった一通の手紙...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...胸の中の嵐や悶えを、深く秘めて、彼の作家の夢は縦横に伸び、彫み出さるゝ片言句々が、何んな飛躍をはらみ、寧ろ云ひ得べくんば、さり気なき言葉のうちに奇怪なる後光を背ふて、戛々と鳴るさまが――おゝ、あれほどまでに愚かなる読者ではあるものゝ、昔と今とのその作物の熟達至極に、怕れを抱くことが出来るのだ...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...長い間胸に秘めてゐた自分自身に」腹をたて過ぎたかたちだ...
牧野信一 「海浜日誌」
...そっと胸に秘めておく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その底に秘めておいた「御刑罪(おしおき)ばてれん口書(くちがき)」の綴文(とじもの)の行方も...
吉川英治 「江戸三国志」
...毒を秘めておいて...
吉川英治 「三国志」
...神札(まもり)を秘めている者もあった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ふかく秘めておく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...度かさなる犯罪を秘めて森閑としているその家の四壁が...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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