...或は科学的な講演は稀にしか無い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...自分は少し見ているうちにこの種の非科学的な点はもうすっかり馴れてしまって何らの不都合をも感じなくなった...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...それは主として十七世紀末のイギリスの政治学者達による政治・法律乃至国家の経験科学的な研究の結果であるが...
戸坂潤 「科学論」
...すでに相当の部分に於て部分的に立証されたことから一般化された科学的な仮説なのである...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...処が科学的な社会科学の教える処に従えば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...実質的に合目的的な事物――有機体――の存在は、経験的な、常識的な、先科学的な、一つの事実に他ならない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ということの冷静な科学的な認識こそは...
戸坂潤 「社会時評」
...つまりそれが客観性に乏しく科学的な公共性を欠いていると考えられるからだが...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...一応科学的な批評でないとは云えない...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...恐らく技術という俗語はそのままでは科学的な範疇とはならないものだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...科学的な公式から逸脱し...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...科学的な現実的な夢でなければならない...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...科学的な調査をあくまでも慎重にやるという習慣が...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...いろいろな科学的な言葉は使ってあったが...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...科学的な判断の光をあててみることを...
蜷川新 「天皇」
...さすがの彼もこの超科学的な発動機械には手の付けようがないらしく...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...まだ科学的な歴史と階級について理解に到達していないのである...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...この事件に関する吾輩の記録は、悉(ことごと)く、事件そのものが、吾輩の眼界に這入って来た当時のプロットによって並列されているので、この順序を研究しただけでもこの事件の真相はあらかたわかるという……この点に就ては憚(はばか)りながら、極めて科学的な、絶対に誤魔化(ごまか)しの無い俯仰(ふぎょう)天地に恥じざる真実の記録と信ずる次第で……御座います……かね……ヤレヤレ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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