...間者(コノコロ)稍(ヤヽ)得テ二秋涼ヲ一...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...間者(コノコロ)稍(ヤヽ)得テ二秋涼ヲ一...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ごっとん、ごっとん、のろすぎる電車にゆられながら、暗鬱でもない、荒涼でもない、孤独の極でもない、智慧(ちえ)の果でもない、狂乱でもない、阿呆感でもない、号泣(ごうきゅう)でもない、悶悶でもない、厳粛でもない、恐怖でもない、刑罰でもない、憤怒(ふんぬ)でもない、諦観でもない、秋涼でもない、平和でもない、後悔でもない、沈思でもない、打算でもない、愛でもない、救いでもない、言葉でもってそんなに派手に誇示できる感情の看板は、ひとつも持ち合せていなかった...
太宰治 「狂言の神」
...時候も秋涼に向かえるおりから...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...秋涼を待ち彩牋堂の稽古が始まる頃にもなったら机に向おうと思っていると...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...風雨歇み秋涼愛すべし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...秋涼漸く自炊によし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此等は皆秋涼の意を詠みし者にて夏に詠みたる者無し...
正岡子規 「すゞし」
...蓋し「すゞし」といふ語は初め三伏の暑気退きて秋涼漸く至るの意に用ゐられたる者が...
正岡子規 「すゞし」
...秋涼の意には初涼...
正岡子規 「俳諧大要」
...加うるに秋涼の好季...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...「田崎草雲とその子」文芸春秋涼風読本...
吉川英治 「年譜」
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