...秋水幸徳傳次郎といふ一著述家を首領とする無政府主義者の一團が...
石川啄木 「所謂今度の事」
...幸徳秋水と相知り相許すに至つてから...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...歌うがごとき秋水の声裏に不可知的の妙味を含むを知りませぬか...
井上円了 「おばけの正体」
...小劍は、たしか、白柳秀湖などと一しよに、平民社(註――明治三十六年、幸徳秋水、堺枯川らが創立した、その頃の社會主義者たちの結社の一つ)に、いくらか關係した事があるので、いはゆる社會主義的な教養が相當にあり、それに、理論だけの無政府主義的な思想(あるひは、好(この)み)もかなり持つてゐたやうである...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...ロンドンにてフリードリヒ・エンゲルス共産黨宣言(堺利彦幸徳秋水)共譯一個の怪物がヨーロッパを徘徊してゐる...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...「おい秋水! 秋水!」と二...
大杉栄 「獄中記」
...秋水も土佐を出たとか...
大杉栄 「獄中消息」
...次のことを秋水に知らせてくれ...
大杉栄 「獄中消息」
...公然秋水と一緒になったよし...
大杉栄 「獄中消息」
...「例の、秋水党の、何んとか、池上に、兵頭か、そういう名の奴が参ったが、案ずるところ、国許の意見を江戸へ知らせ、江戸の話を、国許へ持ち戻る所存らしい」「打った斬ろう」「やるか」「四ツ本、藩の名では後日が煩い...
直木三十五 「南国太平記」
...「異国との交易を禁じておる幕府が、異国と、交通を始めるなど、いろいろと、浮説の多い時分に、幕府己の威信を、傷つけるものではないか」と、斉興が、いい終った時、石見は、手紙を巻きながら「仰せの通り――それから、秋水党の徒輩、もし、殿の御隠退が、のびのびと相成るようなら、何か、過激の手立にて、斉彬様を擁立し――彼奴らの、言葉を借りますると、君側の奸を除く、と申しますが――」「ま、そんなことを、申しておりますか」と、お由羅が、云った...
直木三十五 「南国太平記」
...御出府なされましては?――」「秋水党は...
直木三十五 「南国太平記」
......
長塚節 「長塚節句集」
...幸徳秋水と云ふ社会主義の人(ひと)を...
夏目漱石 「それから」
...二尺三寸の秋水(しゅうすい)...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...秋水の出演を待つのだそうである...
森鴎外 「余興」
...秋水の口から出た...
森鴎外 「余興」
...春塵去つて秋水に見ずである...
吉川英治 「折々の記」
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