...それが過ぎ去ってやがて木々の葉がもの淋しく落ち散ってゆく秋景色から...
上村松園 「最初の出品画」
...山水の秋景(しうけい)を観(み)ばやとて独(ひとり)歩(たち)いで...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...寒国(かんこく)の秋景(しうけい)江戸の眼を新(あらた)になし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...うつくしい秋景色...
種田山頭火 「其中日記」
...東京の秋景色は荒寥としてゐて眼に纏りがない...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...村里の秋景色をも歩いて見たいのだが...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...芭蕉の有名な句でも「枯れ枝にからすのいる秋景」になってしまうであろう...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...あゝこれは見ない方がいいと我輩はそのままサッサと帰って京阪の秋景色を探り木曾路から東京へ帰ってしまった...
中里介山 「生前身後の事」
...日本橋本銀(ほんぎん)町の阿波屋藤兵衞は雪舟の秋景山水の六曲一双(さう)の屏風(びやうぶ)がやられてゐる」「屏風? そんなものをどうして持出したんです」「お前が泥棒ならどうする...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...檀家(だんか)の日本橋本銀町阿波屋の寄進を受けたものだと聞いてゐる」阿波屋――日本橋本銀町の兩替屋阿波屋藤兵衞のところでも雪舟の秋景山水の屏風が盜まれたことを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高士觀瀑(かうしくわんばく)(元信)秋景山水 (雪舟)唐子嬉遊(からこきいう)(王若水(わうじやくすゐ))救世觀音(ぐせくわんのん)(巨勢金岡(こせかなをか))孔雀(くじやく)(徽宗(きそう)皇帝)とあるではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(十月×日)窓外は愁々とした秋景色である...
林芙美子 「新版 放浪記」
...十月×日窓外は愁々とした秋景色...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...上野公園の秋景色...
二葉亭四迷 「浮雲」
...秋景色なんてあんまり見るもんじゃない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もうすっかり秋景色です...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...故郷の秋景色についてたずねられる場合も...
宮本百合子 「故郷の話」
...しばし夜明けの秋景色でも眺めようじゃないか」と...
吉川英治 「上杉謙信」
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