...彼の決定には私心は全く入っていないと信じています...
...彼女は私心を持たずに、プロジェクトに専念していました...
...私心を挟まずに、全力で仕事に取り組んでください...
...会議では、私心を排除して、全員が公平に意見を述べるようにしています...
...私心を抱いていると相手に思われないように注意してください...
...しかし私心を挾(さしはさ)まずに議論を闘はすことの出来る相手は滅多に世間にゐないものである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...団体間の競争の結果として社会本能が発達すれば各人は一点の私心をも挾まず...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...当局がひとへにその私心私情を抛ち去つて...
薄田泣菫 「茶話」
...もう一度元のところへ割込もうという私心的な目的もあってのことらしかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...私心を去る事を心掛けて居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...私心の外におっぽり出してしまいますわ...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...私心のない深い人類的同情...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何等の私心もなかった...
豊島与志雄 「道化役」
...至急なものではあるが私心なきものであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今日は私心あっての訪問ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...私心はなかったにしても...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...假令ひ自から利するの私心なきものとするも...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...私心がありませんね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...(――何事に当ろうと、私心に負くるな...
吉川英治 「大岡越前」
...義平太はその慄えを叱咤(しった)して、自己の私心から、追い出すように、語気をはげまして、さらにいった...
吉川英治 「大岡越前」
...出廬(しっつろ)たちまち前後の事情や私心にとらわれ...
吉川英治 「三国志」
...私心、自我、小義にうごかされる事は、たとえそれが正しいことでも、君主として許されぬところです...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...うぬぼれや虚栄心や猜みなどのような私心を去らなくては...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??