...彼の決定には私心は全く入っていないと信じています...
...彼女は私心を持たずに、プロジェクトに専念していました...
...私心を挟まずに、全力で仕事に取り組んでください...
...会議では、私心を排除して、全員が公平に意見を述べるようにしています...
...私心を抱いていると相手に思われないように注意してください...
...かくまで私心(わたくしごころ)が長じてきてどうして立派な口がきけよう...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...これほど明白に判(わか)り切った事をおとよが勝手(かって)我儘(わがまま)な私心(わたくしごころ)一つで飽くまでも親の意に逆らうと思いつめてるからどうしても勘弁ができない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...皆の私心無き憂国の情にめんじて...
太宰治 「新ハムレット」
...△わたくしごゝろと個性とは別物だ、私心がなくして、そこで個性が発揮されるのである...
種田山頭火 「其中日記」
...しかもたいていその移り気には私心は含まれていない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何等の私心もなかった...
豊島与志雄 「道化役」
...全く私心を有しない者はない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...至急なものではあるが私心なきものであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ウージェーヌは何らの私心に汚されることもない父の愛が...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...假令ひ自から利するの私心なきものとするも...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...私心の垢(あか)を洗った愛念もなく...
二葉亭四迷 「浮雲」
...私心がありませんね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...いやしい私心は無いものと信じ切っている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私心に眩(くら)むなよとは...
吉川英治 「大岡越前」
...私心を払って、一刻もはやく縛(くく)ってまいれよ...
吉川英治 「大岡越前」
...また彼のことばには裏にも表にも微塵(みじん)の私心私慾はなかった...
吉川英治 「三国志」
...私心なく、ただ御不愍(ごふびん)なる女性(にょしょう)と、末長き御幼少の御方(おんかた)たちのために――良人たり父たるあなた様の大乗大愛を――かくのごとく祷(いの)りまする、お縋(すが)りいたしまする」彼は、敵将長政へ訴える気もちをもたなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...私心、自我、小義にうごかされる事は、たとえそれが正しいことでも、君主として許されぬところです...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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