...私人の手の中に富を集積することである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...純粋に一私人的生活に終始し...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...私人の所有権などが認めらるるものであらうか...
辰野隆 「書狼書豚」
...芸術が公衆的翫賞に供せられずして私人的であるために小規模のものとなり...
津田左右吉 「偶言」
...以上のような経歴をもつ一私人が「文学」と「科学」とを対立させてながめる時に浮かんでくるいろいろな感想をここに有りのままに記録して本講座の読者にささげるということは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...少なくも主要な新聞を私人経営になる営利的団体の手から離して...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...一官人か一私人かに打電したとなら果して誰に対してですか...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...それが一私人の私事であつても...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...上述のように私人より願うて評定してもらったから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...私人たるブライス氏の忠告がもとになっているわけであるが...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...一私人として江戸で学んだものなどもその例は幾らもある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...もし私人がこの文を読むに起因して大儲けをしたら...
南方熊楠 「十二支考」
...私人として少しの閑暇(ひま)もない生活をしていた源氏であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(c)私人は、アリストテレスのいうように、官にある者ども以上に徳に対して困難で崇高な奉仕をしているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私人的な気もちで寄っていることは...
吉川英治 「大岡越前」
...私人の忌み日に、こだわって居る筈はない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...私人的な依頼に応じて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...信用多き私人は三%で借りる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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