...何等かの私人的の便宜を見つけて貰う可く努める間...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...我々の宿舎として私人の邸宅をあてがってくれたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」義雄はちツぽけな一私人の印刷屋の二階にゐるのに氣が附いて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私人の手の中に富を集積することである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...私人の関係はついに移って国家の関係となる...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...少なくも主要な新聞を私人経営になる営利的団体の手から離して...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...省の官命に因て派遣された者の行動に関し消息に関して督学官に非ず監督官にあらず一私人が本省に打電するといふべきことはあり得べきことでせうか...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...私人又は私団体によって広告料金を支払われたものであることに...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...私人の所有に帰してしまったのですか」関守氏は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが一私人の私事であつても...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私が附き添はふと願ふのは無意義な私人――人間の利己的な觀念を持つた一介の人間ではないのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これを開墾しようという企てが再三私人によって行われたが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一私人として江戸で学んだものなどもその例は幾らもある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...今は其れが私人の有に帰して二戸に分れ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...こういう神品を私人の塵蔵(じんぞう)にまかせておきましては...
吉川英治 「江戸三国志」
...家庭の一私人として...
吉川英治 「大岡越前」
...私人的な気もちで寄っていることは...
吉川英治 「大岡越前」
...私人の贅沢とはわけが違う...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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