...」茂吉よりも秀歌の多い歌人も広い天下にはあることであらう...
芥川龍之介 「僻見」
...世にいふ閨秀歌人...
小穴隆一 「二つの繪」
...之を古来の秀歌――私の標準に従ふと千首とはない――に比すると質の上からも一人で全体を遥に凌駕してゐる様に私には思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は近年岩野喜久代さんのイニシヤチフによつて「晶子秀歌選」なる一書を編んだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...秀歌選には二十二首採つたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...春につぎ夏来ると云ふ暇無さ黒髪乱し男と語る晶子さんの秀歌の中には...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだからこそ秀歌が多いわけでもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...以上あげたのは秋風中の秀歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...他の時期の秀歌に比し少しも遜色はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「晶子秀歌選」を作るに当つて私の閲した二万五千首はさういふ沙金歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...殊に初の二三卷が善く此特色を現して秀歌に富める事は余も亦之を是認す...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...これ近代の秀歌なれば...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...斎藤茂吉の『万葉秀歌』上・下が岩波新書から出ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...葦辺行く鴨の羽交に霜降りて寒き夕は大和し思ほゆ(志貴皇子)倭(やまと)恋ひ寝(い)の寝(ね)らえぬにこころなくこの洲の崎に鶴(たづ)鳴くべしや(文武天皇)うらさぶる心さまねし久方の天の時雨の流らふ見れば(長田王?)これらの秀歌は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...かかる秀歌を見るにつけても...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...閨秀歌人とか、女流作家とか、思ふまま思想の表現をしてゐる人たちほど、かへつてその限界あることを――そして男性の住む想像の世界より、遙かに狹隘なことが明白にわかるやうな氣がする...
吉川英治 「折々の記」
...「――僧正の秀歌には主上よりも...
吉川英治 「親鸞」
...公卿(くげ)たちの間にも秀歌と伝えられて...
吉川英治 「茶漬三略」
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