...強光(つよびかり)南より我は来ぬ――夏の日を讃ぜむにわが心絃(いと)はほそしと秀歌の都のがれきてさなりその...
石川啄木 「閑天地」
...世にいふ閨秀歌人...
小穴隆一 「二つの繪」
...十四歳の頃にはすでにお傍の人たちを瞠若たらしむるほどの秀歌をおよみになつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...之を古来の秀歌――私の標準に従ふと千首とはない――に比すると質の上からも一人で全体を遥に凌駕してゐる様に私には思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...秀歌選には二十二首採つたが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私はさう思つて秀歌選ではその「乱れ髪」の巻のはじめに置いて見たのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は前記秀歌選を作るに当つてこの種の歌らしいものを拾つて仮に源氏振といふ一項を起して見た...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...春につぎ夏来ると云ふ暇無さ黒髪乱し男と語る晶子さんの秀歌の中には...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだからこそ秀歌が多いわけでもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...以上あげたのは秋風中の秀歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は晶子秀歌選を作るに当つて「古京の歌」なる一巻を作り...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...斎藤茂吉の『万葉秀歌』上・下が岩波新書から出ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五月九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(石井柏亭筆「佐野瀑図」の絵はがき)〕五月九日『万葉秀歌』はもう夙(とっく)についていなければならないのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歴代歌集中の秀歌の数は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...秀歌を残している...
柳田国男 「故郷七十年」
...そう秀歌と称(たた)えるほどの作もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――僧正の秀歌には主上よりも...
吉川英治 「親鸞」
...公卿(くげ)たちの間にも秀歌と伝えられて...
吉川英治 「茶漬三略」
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