...」茂吉よりも秀歌の多い歌人も広い天下にはあることであらう...
芥川龍之介 「僻見」
...世にいふ閨秀歌人...
小穴隆一 「二つの繪」
...私はさう思つて秀歌選ではその「乱れ髪」の巻のはじめに置いて見たのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その内秀歌選の再版を出す様な折もあらうが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだからこそ秀歌が多いわけでもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...他の時期の秀歌に比し少しも遜色はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「晶子秀歌選」を作るに当つて私の閲した二万五千首はさういふ沙金歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この時は大に感興が動いたと見え秀歌が多い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...殊に初の二三卷が善く此特色を現して秀歌に富める事は余も亦之を是認す...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...斎藤茂吉の『万葉秀歌』上・下が岩波新書から出ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...『秀歌』は田舎へもってゆく分として一括したものの中にあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五月九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(石井柏亭筆「佐野瀑図」の絵はがき)〕五月九日『万葉秀歌』はもう夙(とっく)についていなければならないのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歴代歌集中の秀歌の数は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...葦辺行く鴨の羽交に霜降りて寒き夕は大和し思ほゆ(志貴皇子)倭(やまと)恋ひ寝(い)の寝(ね)らえぬにこころなくこの洲の崎に鶴(たづ)鳴くべしや(文武天皇)うらさぶる心さまねし久方の天の時雨の流らふ見れば(長田王?)これらの秀歌は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...かかる秀歌を見るにつけても...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...閨秀歌人とか、女流作家とか、思ふまま思想の表現をしてゐる人たちほど、かへつてその限界あることを――そして男性の住む想像の世界より、遙かに狹隘なことが明白にわかるやうな氣がする...
吉川英治 「折々の記」
...それも秀歌(しゅうか)が多かった...
吉川英治 「私本太平記」
...そう秀歌と称(たた)えるほどの作もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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