...世にいふ閨秀歌人...
小穴隆一 「二つの繪」
...十四歳の頃にはすでにお傍の人たちを瞠若たらしむるほどの秀歌をおよみになつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...之を古来の秀歌――私の標準に従ふと千首とはない――に比すると質の上からも一人で全体を遥に凌駕してゐる様に私には思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は近年岩野喜久代さんのイニシヤチフによつて「晶子秀歌選」なる一書を編んだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私はさう思つて秀歌選ではその「乱れ髪」の巻のはじめに置いて見たのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...京の衆に初音まゐろと家毎に鶯飼ひぬ愛宕(をたぎ)の郡晶子秀歌選を作るに当つて私はそのプレリウドの一つに「古京の歌」なる小題を設け...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...春につぎ夏来ると云ふ暇無さ黒髪乱し男と語る晶子さんの秀歌の中には...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだからこそ秀歌が多いわけでもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...以上あげたのは秋風中の秀歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「晶子秀歌選」を作るに当つて私の閲した二万五千首はさういふ沙金歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この時は大に感興が動いたと見え秀歌が多い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...殊に初の二三卷が善く此特色を現して秀歌に富める事は余も亦之を是認す...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...斎藤茂吉の『万葉秀歌』上・下が岩波新書から出ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...『秀歌』は田舎へもってゆく分として一括したものの中にあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歴代歌集中の秀歌の数は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...葦辺行く鴨の羽交に霜降りて寒き夕は大和し思ほゆ(志貴皇子)倭(やまと)恋ひ寝(い)の寝(ね)らえぬにこころなくこの洲の崎に鶴(たづ)鳴くべしや(文武天皇)うらさぶる心さまねし久方の天の時雨の流らふ見れば(長田王?)これらの秀歌は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...そう秀歌と称(たた)えるほどの作もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...公卿(くげ)たちの間にも秀歌と伝えられて...
吉川英治 「茶漬三略」
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