...それをまた例の福本日南が...
薄田泣菫 「茶話」
...叔父が行きつけの福本という茶屋は...
徳田秋声 「足迹」
...歴史に於ける理論・意識・インテリゲンチャの過重評価――所謂福本主義はルカーチの後裔である――はここに淵源している...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...引用の天才はかつての福本和夫氏であった...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...福本氏の場合の、権威(?)の引用が何を意味したかを、今ここで議論する心算はない...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...俺でも福本位いなことは出来る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...福本が新しい思想界に占めていた約束ある意義を逸早く見抜いたのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...当時マルクス主義(福本主義)と呼ばれるものは主としてマルクス主義的社会科学のことを指したのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ディアレクティックという哲学法を福本からなげつけられたので...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ウルトラ的な大衆観念は福本イズム(?)的ジャーナリズムとなるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...広小路に福本亭という講釈場のあった事や...
永井荷風 「申訳」
...五月にこれを大連市壱岐町三番地福本順三郎君(大連税関長)の邸で味ってみたが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...福本日南の『元禄快挙録』なども感激して読んだものであるが...
三木清 「読書遍歴」
...生野街道のかたわらの粟賀(あわが)か福本あたりにあった老人夫婦だけの...
柳田国男 「故郷七十年」
...市川に沿った粟賀町福本の出身で...
柳田国男 「故郷七十年」
...福本という土地は池田藩の飛地で、わずかな士族グループが支配していた、池田藩の特権として与えられた領地であり、福本という、めでたい名がつけられたのであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...福本からは藤井という...
柳田国男 「故郷七十年」
...巌本君は神崎郡の粟賀とか福本とかに大変縁故のある人であった...
柳田国男 「故郷七十年」
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