...進貢船は日本の長崎港を出港し、中国の福州や広州に向かっていた...
...支那(しな)の福州(ふくしゅう)の大商賈(おおあきんど)で...
泉鏡花 「印度更紗」
...彼れは二十七歳の時に進貢存留(チンコンツンルー)役を仰付けられて福州に渡り...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...七回も福州に渡った人だ...
伊波普猷 「私の子供時分」
...……夜福州路(ふくしゅうろ)の芝居を見に行った...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...福州(ふくしゅう)の沖だろうという...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...これよりして支那国古来の政法甚(はなは)だ錯乱し、海口五処を開いて欧羅巴人の地となさしむ(五所の地方は即ち広州、福州、寧波(ニンポー)、厦門(アモイ)、上海という)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...先年南禪寺で僅に其の一册が發見された位で殆ど見ることが出來ないが、其の後蘇東坡の頃即ち神宗の頃から以後には、民間の喜捨によつて出版された藏經がある、一つは浙江板といひ、一つは福州板で、東禪院板と開元寺板とが繼續して居る...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...福州の林氏の所藏する『唐閻立本帝王圖』なるものあり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...今の福州府治なり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...福州を股にかけ沿岸の支那の漁村を荒らしまわっていた梅花の新吉の一味...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...福州ノ人謂ツテ麻頭竹ト為ス(漢文)である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...○同じく福州産竹籠技術的には進んでいるな...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...支那の福州に近いので...
柳宗悦 「民藝四十年」
...福州あたりが根拠地になっている...
柳田国男 「故郷七十年」
...福州みどりの法衣...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わけても堺(さかい)商人はな、南蛮(なんばん)、呂宋(ルソン)、福州、厦門(アモイ)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...福州海軍の攻撃によって終って...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...そこから彼は更に南方福州を経て Zayton(刺洞...
和辻哲郎 「鎖国」
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