...福富は眞顏(まがほ)になつて...
石川啄木 「葉書」
...福富の教壇に立つてゐる所を見ると...
石川啄木 「葉書」
...さういふ時の對手は屹度福富である...
石川啄木 「葉書」
...バスの音とソプラノの音とが、即(つ)かず離(はな)れずに縺れ合つて、高くなつたり低くなつたりして漂ふ間を、福富の肉聲が、浮いたり沈んだりして泳いでゐる...
石川啄木 「葉書」
...福富はまだ歸らずにゐた...
石川啄木 「葉書」
...福富が後から急ぎ足で追ついて來て...
石川啄木 「葉書」
...すると福富は、『否(いゝえ)、違ひません、決して違ひません...
石川啄木 「葉書」
...福富も何時かしら甲田の調子に呑まれて了つて...
石川啄木 「葉書」
...甲田と福富とは帰りに一緒に玄関から出た...
石川啄木 「葉書」
...すると福富は又媚びるやうな目付をして斯う言つた...
石川啄木 「葉書」
...幻の中の福富に対して限りなき侮辱を与へる...
石川啄木 「葉書」
...福富は、毎日授業が済んでから、三十分か一時間位づつオルガンを弾く...
石川啄木 「葉書」
...広い控所を横ぎつて職員室に来る福富の足音が聞えた...
石川啄木 「葉書」
...福富が転任して来てからは...
石川啄木 「葉書」
...福富博士の報告にある面白い例では...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...劇場に近い福富って宿に落つき...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今児童の夜話に花咲爺というものよくこの福富長者の事に似たり...
南方熊楠 「十二支考」
...その言い様が『福富草子』の最初に「人は身に応ぜぬ果報を羨むまじき事になん侍(はべ)る」といえるによく似て居る...
南方熊楠 「十二支考」
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