...しかも酒飲みは不幸な幸福人だ...
種田山頭火 「行乞記」
...『幸福人』は『善心悪心』あたりに比べると...
田山録弥 「雨の日に」
...朝井玄龍はまさに名聲富貴倶(とも)に兼ね備(そな)はつた杏林の福人とも言へるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身邊に樂しく住心地の好い家郷を持つた幸福人である...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...あらゆる幸福人の中の幸福人といふ感じがする...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...幸福人といふことは...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...まことに幸福人と言はねばならない...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...逆に室生は僕を幸福人と言ひ返す...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...萬人の批判から見て眞の「幸福人」にちがひない...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...いはば私(わし)も福人(ふくじん)の一人...
樋口一葉 「十三夜」
...いはゞ私(わし)も福人(ふくじん)の一人(ひとり)...
樋口一葉 「十三夜」
...いはゞ私(わし)も福人の一人...
樋口一葉 「十三夜」
...先代小さん(三代目)のごときは鳶いろ朽いろの芸風であつたゝめ容易に名人の花冠を与へられた幸福人とおもふ...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...さうした艶情すらが人気を助けるに至つた幸福人であつた...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...いよ/\幸福人と云はねばなるまい...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...惨心の人か・幸福人か彼の一生涯のうちに...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...大観さんやはりあなたは稀れな幸福人でしたなと...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
...幸福人(こうふくじん)あの座敷に寝ころんで見たら...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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