...九 以下は禊をする土地の説明...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)のアハギ原(はら)においでになつて禊(みそぎ)をなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...後ろを顧みれば、禊岩も見え、それの上の同じ方向に、一大嶂壁あり...
大町桂月 「妙義山の五日」
...禊岩をめぐりて行けば...
大町桂月 「妙義山の五日」
...禊には母と道綱とを伴れて出かけて行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...この池を御禊の池といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういえば誰も知っているはずのないあたしの寝室の位置が〈憲兵特高隊禊(みそぎ)隊〉のリストに書きこまれていたのは...
久生十蘭 「だいこん」
...禊祓(みそぎはら)いをするやら...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...御禊(ごけい)の日に供奉(ぐぶ)する大臣は定員のほかに特に宣旨(せんじ)があって源氏の右大将をも加えられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...葵夫人は御禊(みそぎ)の行列の物見車の人となったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それとこれと二度ある御禊の日の仕度(したく)に邸(やしき)の人々は忙殺されているのであるが御息所は頭をぼんやりとさせて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...十六日に桂川で斎宮の御禊(みそぎ)の式があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明日は賀茂(かも)の斎院の御禊(みそぎ)のある日で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...除服の禊(みそぎ)を行なうことになっているのも飽き足らぬことに中の君は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人型とお言いになりますので『みたらし川にせし禊(みそぎ)』(恋せじと)というようなことが起こるのではないかという不安も覚えられます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「恋せじと御手洗(みたらし)川にせし禊(みそぎ)神は受けずもなりにけらしな」そんな禊もさせたい人であるのを知らない人たちがいろいろに言って騒いでいるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...官兵衛孝高がその地の惣社大明神(そうしゃだいみょうじん)に七日間の禊(みそぎ)をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...禊(みそぎ)しているのだ……」介三郎は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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