...筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)のアハギ原(はら)においでになつて禊(みそぎ)をなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...穢(けが)れ払(はら)いの禊(みそぎ)ということをしに...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...此の清らかさは上代の禊(みそぎ)の行事と相通ずる日本美の源泉の一つのあらわれであって...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...禊の時には、棧敷が空いてゐるから來るなら來ては見ぬか...
田山花袋 「道綱の母」
...文之丞は禊橋(みそぎばし)の滝茶屋で駕籠を捨て...
中里介山 「大菩薩峠」
...この池を御禊の池といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...御禊(みそぎ)の滝というのがございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういえば誰も知っているはずのないあたしの寝室の位置が〈憲兵特高隊禊(みそぎ)隊〉のリストに書きこまれていたのは...
久生十蘭 「だいこん」
...禊祓(みそぎはら)いをするやら...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...少女達田蓑の島に禊して人忘るとも舞を忘るな田蓑の島は淀川河口の三角洲で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...源氏に御禊(みそぎ)の日の車の場所争いを詳しく告げた人があったので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御禊(みそぎ)の日の屈辱感から燃え立った恨みは自分でももう抑制のできない火になってしまったと思っている御息所は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...旅の陰陽師(おんみょうじ)を雇って源氏は禊(はら)いをさせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...斎院の御禊(ごけい)などのあるころは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...禊の日の女王の車...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人型とお言いになりますので『みたらし川にせし禊(みそぎ)』(恋せじと)というようなことが起こるのではないかという不安も覚えられます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恋の心をやめさせる禊(みそぎ)をさせたい気にもなったか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...官兵衛孝高がその地の惣社大明神(そうしゃだいみょうじん)に七日間の禊(みそぎ)をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
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