...上方のいたずら者は禁廷のお庭の前でいたずらをする...
中里介山 「大菩薩峠」
...翁草の『今回禁廷から谷風...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...但し其後は一々禁廷とまでは行かずに...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...禁廷の中のお居間に近い殿舎で一臣下が新婚の夢を結び...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...式微にましました禁廷を御造営...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...禁廷様(きんていさま)のなんの宮とやら何のおひい様とやらのご覧と御感にあずかったのが発祥とかや...
吉川英治 「江戸三国志」
...多年禁廷に巣くう内官どもをことごとく誅滅(ちゅうめつ)して見せましょう」何進はよろこんで...
吉川英治 「三国志」
...あんな漢(おとこ)をもし禁廷に入れたら...
吉川英治 「三国志」
...三禁門(きんもん)の掟(おきて)なので、董卓も、儀仗の兵士をすべて、北掖門にとどめて、そこから先は、二十名の武士に車を押させて、禁廷へ進んだ...
吉川英治 「三国志」
...禁廷の内外は、怒濤のような空気につつまれたが、やがて、それと知れ渡ると、「万歳っ」と、誰からともなく叫びだし、文武百官から厩(うまや)の雑人や、衛士にいたるまで、皆万歳万歳を唱え合い、その声、そのどよめきは、小半刻ほど鳴りもやまなかった...
吉川英治 「三国志」
...塢には、郭(かくし)、張済(ちょうさい)、李(りかく)などの大将が一万余の兵を擁して、留守を護っていたが、「董太師には、禁廷において、無残な最期を遂げられた」との飛報を聞くと、愕然、騒ぎだして、都の討手が着かないうちに、総勢、涼州(りょうしゅう)方面へ落ちてしまった...
吉川英治 「三国志」
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