...徽章(きしやう)なき者(もの)は出入(しゆつにふ)を禁(きん)じてある...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...徳川が統治上の不便から官名禁止の圧制を行う前は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...乱に及ばずの禁あり...
太宰治 「津軽」
...その本を一ページも読まなかったのではなかろうかという失礼な疑念がおのずから湧(わ)き上るのを禁じ得なかったくらいであった...
太宰治 「母」
...禁門に発砲した騒動で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...当然のことでアヴェスタはこの期間の性交を禁じ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...御禁制品だから容易には手に入るまいが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か呪禁(まじなひ)にでもなるのかい」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の病気のことや監禁室のことや...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...中庭から覗くことさえ禁じた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...武家の子は質素にという意味で常には禁じられている菓子なども...
山本周五郎 「日本婦道記」
...原田ではまえから宿直を禁じて来たが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分自身も固く禁酒を守りまして花栽培に熱中しましたが...
夢野久作 「暗黒公使」
...その筋の取締(とりしまり)が弛んだ俗に云う禁止物に対するその筋の取締が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ナンゾ殺生ヲ禁ゼザル...
吉川英治 「大岡越前」
...東華門の王必(おうひつ)の営中に、火がかかるのを合図に、内外から起って、先ず彼を伐(う)ち、すぐ一手になって、禁裡へ馳せつけ、帝に奏して、五鳳楼(ごほうろう)へ出御を仰ぎ、そこへ百官を召し集めて、劃期的な宣言をする...
吉川英治 「三国志」
...拙者も元は禁軍の一人だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かねて、内裏(だいり)の叡思殿(えいしでん)に起った一怪事から、禁軍の警戒は、密々諸方へ手配されていたもので、その総指揮には、かの高(こうきゅう)――すなわち徽宗(きそう)天子の無二の寵臣、高大臣がみずから当っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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