...それは「聖フランシスの祈祷に於ける熱心に就いて」と云ふ章の最初の節であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...もし我の熱心にして爾の聴かざるが故に挫(くじ)けんものならば爾必ず我の祈祷を聴かれしならん...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...小川さんの健康の一陽来復を切に祈って序にかえる昭和十年十月十九日朝十時十分黙祷の後高野六郎...
高野六郎 「小島の春」
...祈祷者(きとうしゃ)を呼んで来て仁王法華心経(におうほっけしんきょう)を読ました...
田中貢太郎 「累物語」
...浄蔵に命じて直ちに祈祷を中止せしめたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...正身端坐、遙拝黙祷...
種田山頭火 「其中日記」
...「私はまだ自分の心より外に祈祷を捧げたものはありません...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...又祈祷をし始めた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...祈祷をしようと思つた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...祈祷が非常に多くなると云ふことであつた...
「修道院の秋」
...然し祈祷と説教と懺悔の時だけはありたけの聲を出します...
「修道院の秋」
...ケロリとして祈祷所の中を掃除していた様子でした」「フーム」「親分の前だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...而して祈祷に概念あることなし...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...黙って祷(いのり)をささげた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...また弟子の中の祈祷(きとう)の効験をよく現わす僧などにも命じていたこの客室での騒ぎを家主は聞き...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...友や自分にたいする一種の祈祷的な...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...真の祈祷、神と人との敬虔な融合は、その時にのぞみながらもなお悪魔の支配を脱しきれないような不純な霊魂の中には生じえない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...祈祷のあらん限り...
夢野久作 「名娼満月」
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