...何やらこと/\と不祥事を予感せしめるやうな音が伝はり...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...文人が社会を茶にしたり呪ったりするは文学の為めにもならなければ国家の為めにも亦不祥である...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...田中祥雲10・26(夕)昨日(きのふ)心臓麻痺で亡くなつた木彫家田中祥雲氏は...
薄田泣菫 「茶話」
...吉祥寺の駅の前でわかれたが...
太宰治 「水仙」
...此(この)不祥事(ふしゃうじ)の吟味(ぎんみ)を主(しゅ)とせい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...かりに不祥極まる運命の人間が横たわっているとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...まもなくこの陰惨不祥なる「墓穴」の地だけは完全に脱出すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ローマ発祥の地であったから...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...日頃目を掛けている安祥(あんしょう)旗本中でも家柄の赤井左門を使者に立てて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...箕作麟祥博士をしてフランス民法を翻訳せしめ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...こんな不祥事を聞いて本当に残念だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...並びに葦の索(さく)を執って不祥の鬼(き)を伺い...
南方熊楠 「十二支考」
...不祥事が起こってくるのではないかと不安を感じだし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...吉祥寺のお風呂やさんへいく...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...吉祥房は金剛杖の端を左手に押さえ...
吉川英治 「剣難女難」
...日本から景徳鎮へ陶業の留学に渡っていた伊勢松坂の人で――祥瑞(ションズイ)五郎大夫とのあいだに生(な)した子が於福なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...祥雲(しょううん)」ひとりが...
吉川英治 「親鸞」
...『霊異記』のなかでこの種の逸話が伝えられているのはただ吉祥天女像のみであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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