...朝早く祥光院の門をくぐった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...昨日梅蘭芳(メイランファン)や楊小楼を見たる東安市場(とうあんしじょう)の吉祥(きっしょう)茶園は勿論...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...学界にとっては一大不祥事となって...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...天祥丸の乗組員でこのマッチを持った男と...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...」祥雲氏は飛び揚つて喜んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...帰途、吉祥寺駅から、どしゃ降りの中を人力車に乗って帰った...
太宰治 「善蔵を思う」
...ここはおそらく明治時代における文明開化の発祥地で...
徳田秋声 「縮図」
...二つの不祥な傾向が仄見える...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...家庭の紛紜(ふんうん)を複雑にするそれらのこまかな不祥事が常にあるもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まあ仲裁ぶりに愛(め)でて不祥(ふしょう)するわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな不祥な女が又とあるものではない...
中島敦 「妖氛録」
...老人は雁首(がんくび)の先で祥瑞(しょんずい)の中を穿(ほじく)り廻す...
夏目漱石 「虞美人草」
...飛電は帝都に於ける警視廳前の不祥事件に犬養内閣の辭表捧呈を報じ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...『治部式(じぶしき)』に支那の古書から採って諸多の祥瑞を挙げた中に赤兎上瑞...
南方熊楠 「十二支考」
...乞田(こつだ)の吉祥院の門の傍に在るのなどは...
柳田國男 「信濃桜の話」
...それが進んで当今全盛のレビュー発祥の舞台となって...
山本笑月 「明治世相百話」
...これが文学の発祥地盤だと私は思う...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...そのまま聖觀世音菩薩像か吉祥天女にそつくり成るやうな顏が交じつてゐることがある...
吉川英治 「折々の記」
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