...僕は女中とも相談の上先(ま)ず第一に自動電話によって加賀町の夫人の実家へこの不祥事を報告し...
江戸川乱歩 「悪霊」
...田中祥雲10・26(夕)昨日(きのふ)心臓麻痺で亡くなつた木彫家田中祥雲氏は...
薄田泣菫 「茶話」
...即ち後に起る凡ての不祥の根源にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...祥雲氏と同時代に私の宅にいた人で越前三国(みくに)の出身滝川という人を弟子にしました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...驚天動地の大不祥事が起る...
太宰治 「右大臣実朝」
...伯耆(ほうき)の安綱が悪いのじゃから不祥(ふしょう)せい……それからまたお前の主人の伊太夫の娘...
中里介山 「大菩薩峠」
...福祥(さいはひ)の杯(さかづき)に盛(も)られて捧げられたとしても...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...五分珠のお藤その猿飴の筋向ふの俚俗からたち寺――麟祥院を...
正岡容 「山の手歳事記」
...過去の不祥事など忘れておしまいになりそうである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次子が雲潭祥胤である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...愈御安祥御座被成候哉承度奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「本所報恩寺中祥善寺」に作つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...日本人の移住と稲作発祥地との問題について考察したものであり...
柳田国男 「海上の道」
...著者は明治の英語学者斎藤祥三郎の長男で...
柳田国男 「故郷七十年」
...ご存じのとおり此書は、楚の屈平、漢の諸葛亮、晋の陶潜、唐の顔真卿、宋の文天祥、宋の謝枋得、処士劉因、明の方孝孺、以上八人を選んでその最期の詞(ことば)をあげ、義烈の精神をあきらかにしたものです...
山本周五郎 「菊屋敷」
...これ国家の吉祥なりと...
吉川英治 「三国志」
...ところが祥瑞(ションズイ)五郎大夫は...
吉川英治 「新書太閤記」
...十九西大寺の十二天――薬師寺吉祥天女――インドの吉祥天女――天平の吉祥天女――信貴山縁起西大寺(さいだいじ)十二天のうちの水天は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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