...して見れば兵衛が祥光院へ...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...世の所謂不祥なる出來事...
石川啄木 「一日中の樂しき時刻」
...もつと詳しくいふと、祥雲氏の奇行は、頭が禿げてゐるので、一段と人に突拍子もない感じを抱(いだ)かせたやうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...祥雲氏は仲間の彫刻家達と一緒に...
薄田泣菫 「茶話」
...ふと思いついて吉祥寺までの切符を買って電車に乗り...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...この折と吉祥寺へ行って...
太宰治 「家庭の幸福」
...彼等の興奮した頭に不祥な影がちらっと閃き去った...
豊島与志雄 「囚われ」
...金履祥は其門下に出て...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...共に不祥の運命に終ると申し伝えられてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それこそ天上極楽申し分ないのだが――望月(もちづき)のかけたることのなしというのはかえって不祥だよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...宗近の父(おとっ)さんは昨日(きのう)どこの古道具屋からか、継(つぎ)のあるこの煙草盆を堀り出して来て、今朝から祥瑞だ、祥瑞だと騒いだ結果、灰を入れ、火を入れ、しきりに煙草を吸っている...
夏目漱石 「虞美人草」
...発祥の地は丹波の篠山(ささやま)だが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...●昭和二十五年四月末ごろ 東京都吉祥寺より 広島市幟町 原信嗣宛滞在中はいろいろ御心づくし有難うございました...
原民喜 「書簡」
...これらは兎を吉祥とした例だが兎を悪兆とする例も多い...
南方熊楠 「十二支考」
...本朝には『治部式』所載祥瑞百四十四種中に鼠全く見えねど...
南方熊楠 「十二支考」
...お七で有名な吉祥寺の前の春の通りを歩いて行ったことを覚えている...
宮本百合子 「打あけ話」
...その勤祥は、城方の守将、昭(かくしょう)とは、もともと同郷の友であったと、自ら名乗り出て、孔明に献言した...
吉川英治 「三国志」
...ところが祥瑞(ションズイ)五郎大夫は...
吉川英治 「新書太閤記」
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