...古くは神秘的な力を有(も)っていて神託を宣伝するものであると信ぜられていたのでありますが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...神様が出て来て諍闘の仲裁なんかするものか」茶かすつもりであった詞(ことば)の端(はし)に何か神秘的なものがつながった...
田中貢太郎 「春心」
...大坊主に小坊主の関係と神秘的な関係でもあるんですかな?」商人の眼玉は...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...あの男のゾットするようなミルクのグラスが例の神秘的なウイスキーのグラスとならんでカウンターの上に置いてあつたことはまつたくの事実です」「あれが殺人と関係があるというお考えですね」グリーンウッドは目をみはつて言つた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...何か神秘的な仮定にしか過ぎないと考える...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...無から存在が出て来るということは神秘的な云い表わしだし...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...曰く物質の消滅・因果律の否定・活力説・神秘的な形を取った全体説など...
戸坂潤 「辞典」
...却って超弁証法的な一種の神秘的な方法によっていることを示すに過ぎぬと云わざるを得ない(それが所謂神秘主義と異る点は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一種の神秘的な貴族的な快楽があるものである...
ボードレール 富永太郎訳 「港」
...太平洋の島々の中で最も神秘的なイースター島(其処では...
中島敦 「光と風と夢」
...この神秘的な世界に詩といふ霊祠があつて...
野口米次郎 「能楽論」
...誰も知らない向う側の神秘的な北極地帯へ……二度と文明に接しえないような...
久生十蘭 「南極記」
...神秘的なる生活を余儀なくされ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...私は神秘的な先験的なものだとは解してゐない...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...神秘的な凄い支配力をもって人人の神経を震わせてくるということであった...
室生犀星 「幼年時代」
...わたしは医術をもっともっと神聖で神秘的なものにするようすすめたであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はそうした神秘的な……息苦しい気持を押え付けよう押え付けようと焦燥(あせ)りつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...またその神秘的な気分においても異なっている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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