...「神威」を見せつけられたときは、怖さを感じる...
...「神威」がある人は、人を圧倒する存在感がある...
...「神威」あるいは「神威し」という言葉は、時代劇や武侠小説でよく使われる...
...彼女の「神威」には、周りの人たちも感心していた...
...実力派俳優たちが演じる激しい殺陣シーンには、「神威」を感じる...
...波は神威崎(かむゐさき)の沖合あたりもいと静かなりき...
石川啄木 「閑天地」
...神威犯しがたき故苑の山河に見(まみ)えんがために先づ宮城野の青嵐に埃痕(あいこん)を吹き掃はせて...
石川啄木 「閑天地」
...車輪を洗ふ許りに涵(ひた)々と波の寄せてゐる神威古潭(かむゐこたん)の海岸を過ぎると...
石川啄木 「札幌」
...軈(やが)て着いた停車場は神威古潭(かむゐこたん)駅と云ふ...
石川啄木 「雪中行」
...首里城附近否首里城中にあった聞得大君御殿が時代を経るに従ってその神威はますます高まり...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...右爲ニ増神威、殊ニ存祈祷ヲ、寄進如件...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...彼の神威は物すごし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...神威(しんい)は...
夏目漱石 「倫敦塔」
...大黒が鼠を制伏した体を表わして神威を掲げた事...
南方熊楠 「十二支考」
...長寛年中に両神の優劣を勅問ありしほど神威高く...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その神主は他国の馬骨で、土地に何の関係なければ惜し気もなくかかる濫伐を遂げ、神威を損じ、たちまち何方へか転任し、今日誰が何と小言吐くも相手なければ全く狐に魅(つま)まれしごとし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...これらはいずれも神社合祀の励行より人民また神威を畏れず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...さて神林再び長じ神威人心の復帰するまで...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...古えを忍ぶの神威を感ずのという念毛頭起こらず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...まことに神威灼然たりしに...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...そうして鹿島の神威(しんい)のまったく及ばぬような遠い地方にも分散して...
柳田国男 「海上の道」
...(巧みに虚妄を申し立つるといえども神威のお白洲(しらす)いかでかまぬかれん遂に拷問(ごうもん)四十三日目に条々伏罪して獄門にかけらる)と結んで...
吉川英治 「江戸三国志」
...未開土にはまたもっと素朴な原始教そのままの祟りとか、禁厭(ものい)みとか、仏罰神威などが、盲信されていた...
吉川英治 「平の将門」
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