...神妙な面持ちで話を聞く...
...彼女は神妙に考え込んでいた...
...彼の神妙な態度に敬意を表した...
...その神妙な儀式を見学することができた...
...彼女の神妙なまなざしに胸が締め付けられた...
...おとなしく神妙にしていたが...
海野十三 「恐竜島」
...ただ神妙にお茶を一服御馳走になるだけのものかと思っていたら...
太宰治 「不審庵」
...一閑斎も「今日(こんにち)の働き神妙に候」と云ってその武勇を褒(ほ)めそやしたが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...「神妙に致せ、手向い致すと罪が重いぞ」「好きで手向(てむけ)えをするんじゃねえ、汝(てめえ)たちが手向えをするように仕かけるから手向えするんだ、素直(すなお)に俺(おい)らとムクを通してくれ、道をあけて通してくれりゃ文句はねえんだ、やい通しやがれ」鉄砲の覘いを乱すために米友は、わざと人の中を割って働く...
中里介山 「大菩薩峠」
...という米友の神妙な忠勤ぶりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...「神妙にせえ」「あッ」必死に争うのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「御用」「神妙にせい」殺到する十手...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神妙に後を跟けて行くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お今の家で神妙に通夜(つや)をしていましたよ」「…………」平次には事件の真相は次第に判らなくなるばかりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「神妙にせい、御用だぞツ」猛然と掴(つか)みかゝる八五郎、二人は一瞬動物のやうに爭(あらそ)ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下女一人猫の子一匹の神妙な暮しをつづけているうち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俵右門も此四五日は神妙に家に居て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此前見た時の神妙な姿と違つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神妙に八五郎の話を聴く気になった様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆んな神妙な顏をしてゐるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは一体どういうことかと疑いながら、むしろ好奇な目で、ころびばてれんの今井二官は、何も気がつかずに娘のお蝶を連れ、神妙に、その中の頭数(あたまかず)となって控えております...
吉川英治 「江戸三国志」
...柳生但馬守のためにかいて与えたという不動智神妙録...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...みな神妙に耳をすました...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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