...神妙な面持ちで話を聞く...
...彼女は神妙に考え込んでいた...
...彼の神妙な態度に敬意を表した...
...その神妙な儀式を見学することができた...
...彼女の神妙なまなざしに胸が締め付けられた...
...最も神妙なものだとは云はぬ...
芥川龍之介 「点心」
...神妙の技は、忽ち其功を奏して、下界の王プルトーの心為めに動き醜く恐しき復讐の女神さえ、涙もて其頬を湿すに至る...
高木敏雄 「比較神話学」
...神妙な意気込みと歓びとが見えた...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...「神妙にしろ」「同じ家中だ...
直木三十五 「南国太平記」
...神妙に席をくずさず構えているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次は神妙にうなづき乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「神妙にせい」× × ×兇賊『千里の虎』は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神妙にお縄を頂戴せい」「あの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神妙にせいツ」二た太刀目が八五郎の咽喉笛(のどぶえ)を狙つて來る前に錢形平次の手からは久し振りの錢が飛びました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「神妙にせいツ」後ろから無手(むづ)と組みついたのはガラツ八です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何だか神妙な顔した徳山が立ってゐる姿が思ひ出せる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...間木君に用かね!」神妙な貌つきに似ず鋭い口調でさう言ふと...
北條民雄 「間木老人」
...神妙に頭をさげて云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...……神妙な顔で泣いてたけど...
山本周五郎 「寒橋」
...一片の勧告でよくそんな神妙に心をひるがえしたものだ――と人々は怪しんだが...
吉川英治 「三国志」
...神妙にお辞儀したが...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして神妙な顔を作っていた...
吉川英治 「松のや露八」
...神妙に感嘆してしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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