...彼は自分をひそかに祝福する気持がないとは言えなかった...
梅崎春生 「日の果て」
...海は将軍の門出を祝福するやうに大きな肩を揺(ゆす)ぶつて笑ひ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...またこの平安の耕原を祝福するかのように...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...それを祝福する内意もあり...
太宰治 「逆行」
...落ちついた樹明を祝福する...
種田山頭火 「行乞記」
...私は私を祝福する!□意志の代用としての肉体的缺陥...
種田山頭火 「其中日記」
...△ △ △△華やかな春にあこがれていられる石花菜君の若々しい感情を祝福する...
種田山頭火 「雑信(二)」
...この末の君に移つて行つたことを寧ろ祝福するやうな態度でゐるのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...僕は君を衷心から祝福する...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...私はお前を祝福する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...客を祝福する座席は欄(てすり)で囲んである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...助けた人の果報を祝福することが...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人の未来を祝福するかのようである...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...共々に健康を祝福する盃を高く挙げたのであるが...
牧野信一 「痴酔記」
...死んで行く人を祝福する厭世家である...
松永延造 「職工と微笑」
...それを祝福するかのように...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...島崎を祝福するのだった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...自分の勇気と希望の門出を祝福するためにあるもののような心地だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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