...彼等を祝福する」と云ふ事であつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...いたわるように祝福するように...
有島武郎 「クララの出家」
...みんなが祝福するあの踊り手たちをわるくいふお前は何者だ老人その踊り手たちのまどはした一人だ私もお前と同じやうに身も心もわかいとき...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...父母を顕わすようにと祝福するためであります...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...落ちついた樹明を祝福する...
種田山頭火 「行乞記」
...山頭火が山頭火を祝福する!・もう枯れる草の葉の雨となり(丘関)・萩が咲きだしてたまたま人のくる径へまで(楠)・馬糞茸(クソダケ)も雑草の雨のしめやかな(門)「死をうたふ」追加・死がちかづけばおのれの体臭(楠)九月五日雨――晴れてゆく...
種田山頭火 「其中日記」
...私は私を祝福する!□意志の代用としての肉体的缺陥...
種田山頭火 「其中日記」
...私は私自身を祝福する...
種田山頭火 「旅日記」
...この末の君に移つて行つたことを寧ろ祝福するやうな態度でゐるのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...「僕は君の事業を祝福するよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...ただ「田辺哲学」の成立を祝福する段階に止まっているに過ぎない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それは所謂京都学派の発展としての「田辺哲学」の成立を祝福するのが主眼だったから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...長老は自分を待ち構えている人たちを祝福するために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ただ祝福するためにのみ司教であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...遺骨匣(ばこ)を再び祝福すること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...祝福するように両腕をひろげて叫んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二人の未来を祝福するかのようである...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...共々に健康を祝福する盃を高く挙げたのであるが...
牧野信一 「痴酔記」
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