...或者は永遠に祝福された者で或者は永遠に呪はれた者である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そんな事とはちっとも知らずに、今が今まで、祝福された、輝くようなあなたを迎えられるとばかり思っていたんです...
有島武郎 「或る女」
...かつて祝福されたる人...
太宰治 「もの思う葦」
...是れ正に祝福された自然の導きでなくて何でありましょうか?私は今まさに新橋堂の汽車を下りて福永書店の船に上ろうとする私の二子に代って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...生活の創造的な想像たる夢想の祝福されたる力よ! 生活……生活とはなんであるか? それは冷たい理性やわれわれの眼が見るところのものではない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼を生んだ祝福された土地です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...祝福されたる麗わしい日ではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かかる祝福されたる解決こそ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お前たちは祝福された人たちだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...〔一八七〇、六月〕タルチュッフの懲罰わくわくしながら、彼の心は、恋慕に燃えて僧服の下で、幸福おぼえ、手袋はめて、彼は出掛けた、或日のことに、いとやさしげな黄色い顔して、歯欠けの口から、信心垂らし彼は出掛けた、或日のことに――共に祈らん(オレムス)――と或る意地悪、祝福された、彼の耳をば手荒に掴み極悪の、文句を彼に、叩き付けた、僧服をじめじめの彼の肌から引ツ剥ぎながら...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...皆に祝福された結婚だから...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...神に祝福された平安も求めないではありませんが...
長與善郎 「青銅の基督」
...なんてゆうか『祝福された感じ』みてえなもんで...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...彼の最後に祝福された...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...あの枝に腰をかけて共々に(祝福された星の歌)を歌はうではないか...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...あの「祝福された星」の歌の唱歌者(うたひて)は...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...人人の手から手へ反×(9)のビラを渡してゐるのか欺かれた民衆よ粧われた感激よ祝福された兵士たちの何と顔色の蒼いことか万歳の声に顔をそむけて眼鏡を曇らすおまへ白布にくるんだ銃を杖に突いてぢっと考へ込むおまへとってつけたやうな哄笑で話題を女の話に外らせようとするおまへそして恐らくは彼方の車の中で...
槇村浩 「出征」
...祝福された勇士を乗せて...
吉川英治 「剣難女難」
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