...天運の到来を祝すと共に...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...偶(たまたま)衆客(しゆうかく)皆(みな)杯(さかづき)を挙げて主人の健康を祝するや...
芥川龍之介 「骨董羹」
...自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ...
石川啄木 「葬列」
...社会のために祝するなり...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...前途を祝する乾盃が行われる...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...谺(こだま)はさながら月がこの一隊を祝するように...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...老生の初陣を慶祝するが如き風情に有之候...
太宰治 「花吹雪」
...同時に祝すべき酒でもあつたのだ...
種田山頭火 「行乞記」
...われは汝を祝する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...子孫の繁栄を祝するものけだしこれに優るものあるを知らずと...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...吾輩(わがはい)は大いに古賀君のためにこの転任を祝するのである...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...更に志士の出獄を祝すとか...
福田英子 「妾の半生涯」
...之はミカドの生誕日を祝する為貴賤を挙(こぞ)つて此処に集つた東京の住民が...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...死人の健康を祝するために古い葡萄酒を飲みながら話したのである...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そのおめでたさを祝する次第である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...このように松はどこから見ても誠に嘉祝すべき樹であれば...
牧野富太郎 「植物記」
...芥川氏の惡戲の興味の爲めに本間氏の如き批評家の存在は祝すべきであるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...先ず劈頭(へきとう)のヒットを祝するつもりで一杯傾けるかナ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
便利!手書き漢字入力検索