...天運の到来を祝すと共に...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...「世界中のお祝するお誕生日」である...
芥川龍之介 「少年」
...自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ...
石川啄木 「葬列」
...渠等(かれら)は欣々然(きん/\ぜん)として新夫婦の婚姻を祝す...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...祝すべけむや...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...双手(もろて)を挙げて渠らの革命の成功を祝するにはまた余りに多く渠らの陰謀史や虐殺史を知り過ぎていた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...吾人がかつ訝りかつ祝するゆえんにして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...総選挙の結果は一見無産派の前途を祝するように見られる...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...十七 ワーテルローは祝すべきか世には少しもワーテルローを憎まないきわめて敬すべき自由主義の一派がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私が受賞を祝するのは...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...一通を開けて見ると「無事御帰京を祝す」と書いてあった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この手紙の内容は御退院を祝すというだけなんだから一行(いちぎょう)で用が足りている...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...窃盗博徒といえども、これを捕縛してもらさざるは、法律上において称すべき事なれども、その囚徒が獄内に充満するは、祝すべきに非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...之はミカドの生誕日を祝する為貴賤を挙(こぞ)つて此処に集つた東京の住民が...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...神保光太郎の結婚を祝するために十數人の先輩友人が集つた會合に...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...汝死人に遇わば愍(あわれ)んで今後かかる事なかれと言うべきに多く祝するは何事ぞと...
南方熊楠 「十二支考」
...芥川氏の惡戲の興味の爲めに本間氏の如き批評家の存在は祝すべきであるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...吾人は此二の者が幸にして相合せるを祝す...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
便利!手書き漢字入力検索