...吾人(ごじん)は一日も早く草津行赤馬車の全滅を祈るものである...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...大探検に成功せられるよう祈る...
海野十三 「三十年後の世界」
...神のみ許しを祈ることを忘れてはなりますまいといってくれた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...なおこの上にもよかれかしと祈るのです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...物みな可かれと祈る...
種田山頭火 「旅日記」
...僕は死ぬ前にただこれだけを神様に祈るのさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...汝は彼に祈るよな...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...子供の生長を感謝し且つ祈るものであり...
豊島与志雄 「風俗時評」
...神を祈る、この語は何を意味するか?われわれの外部にある無窮なるものがあるのではあるまいか? その無窮なるものは、単一のものであり恒久不易なるものではあるまいか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「祈るか考えるかするがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何を祈る時に用いるものか...
直木三十五 「南国太平記」
...揉みに揉んで祈る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世人鼠の来って家厨の飲食倉庫の器用を損ずるをこの神に祈る時...
南方熊楠 「十二支考」
...水神に捧げて当年の豊収(ほうしゅう)を祈る意味であるまいかと言っている(むつ一巻四号)...
柳田国男 「年中行事覚書」
...安泰を祈る門出ではない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...女子の技芸の上達を祈る七夕まつりの赤糸や針も出ていた...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...百難百苦を降(くだ)させたまえ」――祈るうちに...
吉川英治 「親鸞」
...死後の幸福を祈る...
吉川英治 「随筆 新平家」
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