...今では祇園とかそういった世界のお内儀さんにときどき見受けることがあるが...
上村松園 「眉の記」
...祇園(ぎおん)左阿弥(さあみ)の晩句会に臨む...
高浜虚子 「五百句」
...太祇は前にも一度申したとおり蕪村の友人でむしろ少し先輩なのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...ここでは神祇(じんぎ)釈教恋無常の活躍は許されない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...祇園町に会飲する習わしになっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...神祇釋教戀無常(じんぎしやくけうこひむじやう)を一緒くたにして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...祇園(ぎおん)の百合(ゆり)がおもかげをしたふとさけび小万茶屋がむかしをうたふもあめり...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...宗祇はかたく辞してこれを返送したとのことである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...祇園(ぎおん)の八坂の社(やしろ)の東南のあたりに後白河法皇の寵姫が隠れていた...
久生十蘭 「無月物語」
...祇園の三養軒、木屋町の一養軒など(京都には、何養軒と名乗る洋食屋の如何に多き)の、第一、入ったところの眺めが、他の土地には見られない、建物なり装飾ではあるまいか...
古川緑波 「色町洋食」
...葵祭(あおいまつり)祇園祭(ぎおんまつり)などは陳腐な故でもあらうがかへつて細しく書いた者を見ぬ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...『摩訶僧祇律』三にいわく...
南方熊楠 「十二支考」
...敬神者が神祇官に登庸せられると云ふわけには行かない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この神祇は勿論(もちろん)天神地祇であって...
柳田国男 「海上の道」
...主として神祇官系統の文献に依(よ)り...
柳田国男 「海上の道」
...『千載集(せんざいしゅう)』の神祇部(じんぎぶ)に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...祇園神社の訴訟を聴き...
吉川英治 「源頼朝」
...――亭主はなかったはずだが」「それは祇園(ぎおん)藤次の手前だけで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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